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ブログ 2011/12
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【報告】学生たちが被災地支援―「聖学院復興支援サンタプロジェクト」[聖学院 On-line Information]
投稿日時:2011/12/14(水) 10:12
12月10日(土)に、心を込めて作ったオーナメントを、岩手県釜石市鵜住居地区・箱崎地区の仮設住宅で生活をされている約600世帯の方々にお届けしました。
また岩手県釜石市鵜住居地区の皆さんとともにクリスマス会を行いました。
聖学院大学フィルハーモニーオーケストラ(SPO)メンバーによる、クリスマスソングの演奏
クリスマスのお話(佐野正子先生)
紙しばい「くつやのマルチン」(左近 豊先生)
クリスマスカードづくり
11日(日)には、被災した新生釜石教会の礼拝に参加し、これから寒さの一層厳しくなる被災地の皆さんの健康が守られること、そして復興への願いをともにお祈りしました。
⇒サンタプロジェクト詳細についてはコチラ
⇒聖学院復興支援ボランティアセンターFacebookページはコチラ
【プレスリリース】学生らが被災地支援―「聖学院復興支援サンタプロジェクト」[聖学院プレスリリース]
投稿日時:2011/12/09(金) 18:11
東日本大震災からすでに8ヶ月が過ぎた。
避難所から仮設住宅などに移り住み、新しい生活の場所でさまざまな課題に直面していらっしゃる方々の心に少しでも寄り添えるように、聖学院復興支援ボランティアセンターの呼び掛けで、「聖学院復興支援サンタプロジェクト」を行っている。学生達は授業の合間や昼休み、またはゼミでクリスマスオーナメント作りを行いプロジェクトに参加している。
学生達が心を込めて作ったオーナメントは、岩手県釜石市の仮設住宅で生活をされている約600世帯の方々に学生が直接お届けすることになっている。
オーナメントはハート型とツリー型で約600個作成した。なお、このプロジェクトは学生をはじめとし教職員や家族、聖学院教会の方々など参加の輪が広がっている。
■聖学院復興支援サンタプロジェクト概要
贈り先/岩手県釜石市鵜住居地区・箱崎地区
手作りコーナー/聖学院復興支援ボランティアセンター(聖学院大学4号館1階食堂内)他
実施期間/11月24日(木)~12月8日(木)
実施時間/昼休み他
□聖学院復興支援ボランティアセンター
3.11東日本大震災。日本が直面している未曾有の状況の中、聖学院大学では「わずかでもちからになれること」を一緒に考え実行に移していくためにボランティアセンターをたちあげました。この復興支援ボランティアセンター【SAVE】(Seigakuin All-Volunteer Effortの略称)VCでは「支援をしたい人」と「支援を必要とする人(ニーズ)」の橋渡しを行います。
取材のお申し込み、お問い合わせは下記へお願いします。
聖学院大学 広報企画部 担当:山下、栗原
電話(ダイヤルイン) 048-780-1707 FAX 048-725-6891
>>このプロジェクトの「報告」は こちら
2011/12/07第9回聖学院大学留学生日本語弁論大会が開催されました[聖学院 On-line Information]
投稿日時:2011/12/09(金) 17:48
12月7日(水)、聖学院大学チャペルにて2011年度第9回聖学院大学 留学生日本語弁論大会が行われ、学生や教職員約100人が発表者のスピーチに耳を傾けました。
留学生日本語弁論大会スピーチの様子
発表者
110J054 シュク ショウショウ(ZHU JINGJING) 学長賞
「中国と日本のプレゼントの違い」
111A203 ヌチャ クトゥク レネ バーバラ(NTCHA KOUTOUCOU WENSA RENEE BARBARA)
日本語教育委員長賞
「日本へ留学して」
111L028 カ セツレン(HE XUELIAN) 国際部長賞
「勇気―人生には不可欠なもの―」
110L113 リ セツイ(LI XUEYI) 健闘賞
「私の異文化体験」
111A201 グィム ティラン(NGHIEM THI LAN) 健闘賞
「私の故郷・福島」
108W051 シン イクキ(SHEN YUCHI) 健闘賞
「飽食と餓死」
111L054 シュ ケツ(ZHU JIE) 健闘賞
「新たな一歩を踏み出そうとする皆さんへ」
111P097 ホウ シンテイ(PENG CENTING) 健闘賞
「惨劇の中、日本への称賛」
弁論大会審査員の先生方と出場者の皆さん
今年、9回目となるこの日本語弁論大会では、「世界の中の日本、私のイメージ」「私の主張」「私の異文化体験」といったテーマに沿って、予選を勝ち抜いた8人の留学生が熱弁をふるいました。
今年はスピーチ内容において、3月に起こった震災に触れた留学生が多く、初めて体験した地震の揺れや、帰国せず日本に残った理由など、様々な視点で語られました。
最優秀賞である学長賞を受賞した日本文化学科2年生シュク ショウショウさん(中国)は、言葉の発音で縁起を担ぐ中国の文化について発表しました。
中国では、傘は“散る”という言葉と発音が似ていることから、プレゼントとしては好まれていないことや、日本では良くないとされている“9”という数字が中国では縁起が良いということを紹介。
日本の文化をさらに勉強すると共に、日本にも中国の文化を知ってほしいとスピーチをしました。
日本語教育委員長賞を受賞した欧米文化学科1年生ヌチャ バーバラさん(ベナン)は、来日当初から現在に至る自分の心の変化をスピーチ。自国の言葉とはまったく違う日本語の印象や、震災の体験を話しました。
国際部長賞を受賞したコミュニティ政策学科1年生カ セツレンさん(中国)は自分自身がコミュニケーションに悩んだことなどを挙げながら、勇気を出して話しかける、勇気を出して自分の選んだ道を生きる、とスピーチしました。
標宣男副学長による講評では、発表者の様々なスピーチを聞きながら、先生ご自身が「異文化体験ができた」と話され、多岐にわたるスピーチの内容もさることながら、発表者全員の熱弁をたたえました。
11/30人間福祉学科講演会 いせひでこ氏「いのちをみつめて」報告[聖学院 On-line Information]
投稿日時:2011/12/09(金) 17:40
11月30日(水)、人間福祉学科講演会「いのちをみつめて」が開催されました。
講演者には、絵本『ルリユールおじさん』(第38回講談社出版文化賞絵本賞)などの作品がある絵本作家いせひでこ氏をお招き、ご自身の体験や絵本作りについて話されました。
学生や一般の方を含めた約80人が参加し、いせひでこ氏の絵本を見ながら、講演に耳を傾けました。
いせひでこ氏講演会の様子
自分が経験した物事から絵本を作っていくといういせ氏は、旅の中から生まれた絵本『ルリユールおじさん』、自身が実際にひまわりを育てた体験を反映した『大きな木のような人』、杉並区の総ヒノキで作られた彫刻屋台(山車)が出るお祭りの様子を描いた『まつり』といった数々の自作品を紹介。
特に、絵本『まつり』では、彫刻屋台の制作現場を取材し、手から手へ伝えられる大工の営みに驚かれたそうです。
また、取材していく中で出会った神社のご神木に、こどもたちが木登りしている様子をみて、木は崇め奉るだけでなく、人間に近しいものだと感銘を受けたと語られました。
東日本大震災と福島原発を機に緊急出版した最新作『木の赤ちゃんズ』については、いち早く届けたいという思いから、早急に色付けををしないデッサンだけの下書きをし、被災地まで絵本を携えていったことを話されました。
この『木の赤ちゃんズ』をモチーフとしたメッセージカードを被災地である飯舘村のこどもたちに渡したことも話され、「伝えることは与えるだけでなく、気持ちをわたすもの」と語られました。
いせ氏は最後に、木と人のかかわりの中で教えてもらったこと、気がついたことをこれからも絵本にしていきたい、と締めくくりました。
参加者からの感想を一部ご紹介いたします。
・絵本からは愛情や命の尊さ、私たちが生きる上で重要なことを考えさせられ、色々なことを感じました。絵本からはこんなに多くのものを感じることがあり、学ぶことがあるんだと気づきました。
・絵本を見る機会は日ごろほとんどないので、絵本から一体何が伝わるのだろうと疑問を抱きました。しかし、いせひでこさん曰く、絵本にはそれを描く人の気持ちがこもっていて、それを読んだ人に気持ちを伝えることができるそうです。私も久しぶりに家にある絵本を昔これを見て、自分がどんな気持ちで何を感じていたか考えてみたくなりました。
・わたしは気が付いた時には、「待つ」ということができなくなっていました。意識をすれば、変われるのかもしれないのに、どうしてこんなに変われないのかなと、心が窮屈になる一方でした。いせひでこさんの言葉や絵本を見て、また待てなくなったら、絵本を開こうと元気が出ました。ありがとうございました。
・植物の話を通して、命を育てることの難しさや育てるということに関して話してもらい、とてもためになった。怒るのは簡単で、気づかせるのは難しい。しかし、気づかせることが大切だと学んだ。
・絵本といものが、絵が上手でできるものではなく、作家の人生を現すものであるということを、しみじみ教えていただきました。
いせひでこ氏講演会「いのちをみつめて」 講演概要は こちら から
11/23枝野幸男経済産業大臣 聖学院大学講演「日本の針路と若者の希望」報告[聖学院 On-line Information]
投稿日時:2011/12/07(水) 17:33
2011年11月23日(水)、枝野幸男経済産業大臣をお招きし、聖学院大学チャペルにて「日本の針路と若者の希望」と題した講演会が開催されました。現職の大臣を招いての講演会には、学生・教職員をはじめ、学外の方も参加し、500人以上が講演に耳を傾けました。
枝野大臣は、日本は現在大きな転換点に立っており、これまで目にしてきた社会のあり方とは違ってくるからこそ夢や希望を持てると語りました。
かつて日本が経験した高度経済成長は、確かにこの国を豊かにしました。しかし、現在そのような劇的な成長は中国やインド、東南アジア諸国が遂げています。日本は、安いものを多く作って豊かになるというような成長は望めない。かつてのような、さらに物質的に豊かな生活を目指していくことが、今後の日本の希望になるのだろうか、と枝野大臣は問いかけました。
東日本大震災では、物質的に豊かな生活はもちろん、それ以上にもっと大事なものが失われたと気づかされ、家族やふるさとの絆の大切さが再認識されたと話されました。モノやカネ以外の「豊かさ」を求めることが、豊かな人生を送ることにつながるのではないか。
また日本の大震災やタイの洪水でわかるように、日本の災害または海外の災害が起こった場合に、一国だけの災害ではなく、そこで製造している部品が、他国のメーカーに影響を及ぼす事象が起こっている。自国だけよければよいという時代はすでに終わっている。
これからは日本の中小企業が持つ確かな技術力を持って世界に貢献・進出していくことが後々の日本の成長につながっていくと力強く説明。10年、20年先を見据えて、日本のことだけでなく世界を考えて行動をすることが求められる。特にエネルギー、食糧危機の対応などは将来を見越した努力が必要になる。枝野大臣は、これまでの価値観と、これからの価値観の違いを受け止め、時代が変わり続けてゆくその先を見据えて、若者が新しいことにチャレンジしていくことが、希望につながると語られました。
参加した方からの感想を一部ご紹介します。
・豊かになった私たちが、これからどう生きていくか、社会、世界に向けてどんな働きができるか大変勉強になりました。
・時代の転換期だからこその希望を見出せるとの話がありました。私もその一役を職場において担えるように、努力したいと思いました。
・日本の中小企業は世界に誇ることができる力がある。それを雄弁に語っていただき、共感。
・足元ばかりを見てしまい、今の生活で頭がいっぱいだったけれど、将来への希望やこれからどうしたら良いのか、ということを考えさせられました。
・このような時代だからこそ、安定を求めるのではなく、いろいろなことにチャレンジしていこうと思った。
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枝野大臣は、すべての質問に丁寧に答えてくださり、大変有意義な時間となりました。
(参考) 枝野大臣講演会の案内(2011/11/23)
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