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ブログ 2011/12/9
【プレスリリース】学生らが被災地支援―「聖学院復興支援サンタプロジェクト」[聖学院プレスリリース]
投稿日時:2011/12/09(金) 18:11
東日本大震災からすでに8ヶ月が過ぎた。
避難所から仮設住宅などに移り住み、新しい生活の場所でさまざまな課題に直面していらっしゃる方々の心に少しでも寄り添えるように、聖学院復興支援ボランティアセンターの呼び掛けで、「聖学院復興支援サンタプロジェクト」を行っている。学生達は授業の合間や昼休み、またはゼミでクリスマスオーナメント作りを行いプロジェクトに参加している。
学生達が心を込めて作ったオーナメントは、岩手県釜石市の仮設住宅で生活をされている約600世帯の方々に学生が直接お届けすることになっている。
オーナメントはハート型とツリー型で約600個作成した。なお、このプロジェクトは学生をはじめとし教職員や家族、聖学院教会の方々など参加の輪が広がっている。
■聖学院復興支援サンタプロジェクト概要
贈り先/岩手県釜石市鵜住居地区・箱崎地区
手作りコーナー/聖学院復興支援ボランティアセンター(聖学院大学4号館1階食堂内)他
実施期間/11月24日(木)~12月8日(木)
実施時間/昼休み他
□聖学院復興支援ボランティアセンター
3.11東日本大震災。日本が直面している未曾有の状況の中、聖学院大学では「わずかでもちからになれること」を一緒に考え実行に移していくためにボランティアセンターをたちあげました。この復興支援ボランティアセンター【SAVE】(Seigakuin All-Volunteer Effortの略称)VCでは「支援をしたい人」と「支援を必要とする人(ニーズ)」の橋渡しを行います。
取材のお申し込み、お問い合わせは下記へお願いします。
聖学院大学 広報企画部 担当:山下、栗原
電話(ダイヤルイン) 048-780-1707 FAX 048-725-6891
>>このプロジェクトの「報告」は こちら
2011/12/07第9回聖学院大学留学生日本語弁論大会が開催されました[聖学院 On-line Information]
投稿日時:2011/12/09(金) 17:48
12月7日(水)、聖学院大学チャペルにて2011年度第9回聖学院大学 留学生日本語弁論大会が行われ、学生や教職員約100人が発表者のスピーチに耳を傾けました。
留学生日本語弁論大会スピーチの様子
発表者
110J054 シュク ショウショウ(ZHU JINGJING) 学長賞
「中国と日本のプレゼントの違い」
111A203 ヌチャ クトゥク レネ バーバラ(NTCHA KOUTOUCOU WENSA RENEE BARBARA)
日本語教育委員長賞
「日本へ留学して」
111L028 カ セツレン(HE XUELIAN) 国際部長賞
「勇気―人生には不可欠なもの―」
110L113 リ セツイ(LI XUEYI) 健闘賞
「私の異文化体験」
111A201 グィム ティラン(NGHIEM THI LAN) 健闘賞
「私の故郷・福島」
108W051 シン イクキ(SHEN YUCHI) 健闘賞
「飽食と餓死」
111L054 シュ ケツ(ZHU JIE) 健闘賞
「新たな一歩を踏み出そうとする皆さんへ」
111P097 ホウ シンテイ(PENG CENTING) 健闘賞
「惨劇の中、日本への称賛」
弁論大会審査員の先生方と出場者の皆さん
今年、9回目となるこの日本語弁論大会では、「世界の中の日本、私のイメージ」「私の主張」「私の異文化体験」といったテーマに沿って、予選を勝ち抜いた8人の留学生が熱弁をふるいました。
今年はスピーチ内容において、3月に起こった震災に触れた留学生が多く、初めて体験した地震の揺れや、帰国せず日本に残った理由など、様々な視点で語られました。
最優秀賞である学長賞を受賞した日本文化学科2年生シュク ショウショウさん(中国)は、言葉の発音で縁起を担ぐ中国の文化について発表しました。
中国では、傘は“散る”という言葉と発音が似ていることから、プレゼントとしては好まれていないことや、日本では良くないとされている“9”という数字が中国では縁起が良いということを紹介。
日本の文化をさらに勉強すると共に、日本にも中国の文化を知ってほしいとスピーチをしました。
日本語教育委員長賞を受賞した欧米文化学科1年生ヌチャ バーバラさん(ベナン)は、来日当初から現在に至る自分の心の変化をスピーチ。自国の言葉とはまったく違う日本語の印象や、震災の体験を話しました。
国際部長賞を受賞したコミュニティ政策学科1年生カ セツレンさん(中国)は自分自身がコミュニケーションに悩んだことなどを挙げながら、勇気を出して話しかける、勇気を出して自分の選んだ道を生きる、とスピーチしました。
標宣男副学長による講評では、発表者の様々なスピーチを聞きながら、先生ご自身が「異文化体験ができた」と話され、多岐にわたるスピーチの内容もさることながら、発表者全員の熱弁をたたえました。
11/30人間福祉学科講演会 いせひでこ氏「いのちをみつめて」報告[聖学院 On-line Information]
投稿日時:2011/12/09(金) 17:40
11月30日(水)、人間福祉学科講演会「いのちをみつめて」が開催されました。
講演者には、絵本『ルリユールおじさん』(第38回講談社出版文化賞絵本賞)などの作品がある絵本作家いせひでこ氏をお招き、ご自身の体験や絵本作りについて話されました。
学生や一般の方を含めた約80人が参加し、いせひでこ氏の絵本を見ながら、講演に耳を傾けました。
いせひでこ氏講演会の様子
自分が経験した物事から絵本を作っていくといういせ氏は、旅の中から生まれた絵本『ルリユールおじさん』、自身が実際にひまわりを育てた体験を反映した『大きな木のような人』、杉並区の総ヒノキで作られた彫刻屋台(山車)が出るお祭りの様子を描いた『まつり』といった数々の自作品を紹介。
特に、絵本『まつり』では、彫刻屋台の制作現場を取材し、手から手へ伝えられる大工の営みに驚かれたそうです。
また、取材していく中で出会った神社のご神木に、こどもたちが木登りしている様子をみて、木は崇め奉るだけでなく、人間に近しいものだと感銘を受けたと語られました。
東日本大震災と福島原発を機に緊急出版した最新作『木の赤ちゃんズ』については、いち早く届けたいという思いから、早急に色付けををしないデッサンだけの下書きをし、被災地まで絵本を携えていったことを話されました。
この『木の赤ちゃんズ』をモチーフとしたメッセージカードを被災地である飯舘村のこどもたちに渡したことも話され、「伝えることは与えるだけでなく、気持ちをわたすもの」と語られました。
いせ氏は最後に、木と人のかかわりの中で教えてもらったこと、気がついたことをこれからも絵本にしていきたい、と締めくくりました。
参加者からの感想を一部ご紹介いたします。
・絵本からは愛情や命の尊さ、私たちが生きる上で重要なことを考えさせられ、色々なことを感じました。絵本からはこんなに多くのものを感じることがあり、学ぶことがあるんだと気づきました。
・絵本を見る機会は日ごろほとんどないので、絵本から一体何が伝わるのだろうと疑問を抱きました。しかし、いせひでこさん曰く、絵本にはそれを描く人の気持ちがこもっていて、それを読んだ人に気持ちを伝えることができるそうです。私も久しぶりに家にある絵本を昔これを見て、自分がどんな気持ちで何を感じていたか考えてみたくなりました。
・わたしは気が付いた時には、「待つ」ということができなくなっていました。意識をすれば、変われるのかもしれないのに、どうしてこんなに変われないのかなと、心が窮屈になる一方でした。いせひでこさんの言葉や絵本を見て、また待てなくなったら、絵本を開こうと元気が出ました。ありがとうございました。
・植物の話を通して、命を育てることの難しさや育てるということに関して話してもらい、とてもためになった。怒るのは簡単で、気づかせるのは難しい。しかし、気づかせることが大切だと学んだ。
・絵本といものが、絵が上手でできるものではなく、作家の人生を現すものであるということを、しみじみ教えていただきました。
いせひでこ氏講演会「いのちをみつめて」 講演概要は こちら から
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