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2009/11/25 第7回聖学院大学留学生日本語弁論大会[聖学院 On-line Information]
投稿日時:2009/11/25(水) 14:23
11月25日(水)、4401教室にて第7回聖学院大学留学生日本語弁論大会が行われました。
学長賞を受賞した汪 樂澄 (ウォン ロチャン) さん
教室に集まった聴衆は6人の発表者の声にそれぞれ耳を傾け、笑いが起こる場面もありました。発表した留学生は以下の6人です。
汪 樂澄 (ウォン ロチャン) 学長賞
蘭 暁榮 (ラン ショエ) 国際部長賞
林 玲玲 (リン レイレイ) 日本語教育委員長賞
張 辛 (チョウ シン) 健闘賞
金 ミナ (キム ミナ) 健闘賞
ラマ チャワン ザンブ 健闘賞
今回の弁論大会では「私の異文化体験」というテーマにそって学生たちがそれぞれに熱弁をふるいました。生活習慣の違いや、お正月のおせち料理について、また日本で買い物をしたときに気づいたことなど、留学生ならではの視点を交えた発表は大変バラエティにとんだものでした。
最優秀賞である学長賞を受賞したのは、人間福祉学科2年のウォン・ロチャンさん(香港)。「相手が分かるように伝わるには」と題して、日本手話を学ぶ過程で「伝える」ためには相手が分かるように「伝わる」工夫をすることが重要と述べ、自らの日本語修得、聴覚障害者とのコミュニケーションに生かす意気込みを述べました。
国際部長賞を受賞したのは、コミュニティ政策学科4年のラン・ショエさん(中国)。日本で初めて日本人の家族と共に正月を過ごした体験を取り上げ、日本と中国の正月の違いをユーモアも交え表現しました。
日本語教育委員長賞を獲得したのは、政治経済学科1年生のリン・レイレイさん(中国)。中国と日本の異文化が生んだ「ペットフード」にまつわる笑い話から始まり、自分が当然と思っている文化が外に出ると不思議であり、相手文化を知ることで楽しみが増えていくとの積極的な弁論に聴衆の共感を得ました。
弁論大会後に行われた国際交流会では、教員や留学生、日本人学生が一緒になって昼食や歓談を楽しみました。この国際交流会で行われた表彰式では、学長先生が発表者一人ひとりに声をかけ、発表のユニークさやそれぞれのテーマについて講評をしました。
表彰状を受け取る蘭 暁榮 (ラン ショエ) さん
弁論大会出場者のみなさん
学長賞を受賞したウォン・ロチャンさんの原稿はこちら
聖学院大学人間福祉学部人間福祉学科のページはこちら
2009/12/2 講演会「ジャーナリズムの展望-報道に求めるもの-」[聖学院 On-line Information]
投稿日時:2009/11/25(水) 10:30
政治経済学科 秋の講演会2009
「ジャーナリズムの展望-報道に求めるもの-」
日時 2009年12月2日(水) 11:00~12:30
場所 聖学院大学チャペル
講演会概要:
新しいメディアの台頭を受け、民主主義の形も大きく変化した。それと共にジャーナリズムも多くの課題に直面している。時代の証言者として多くの現場に立ち会ってきた二人のジャーナリスト、斎藤貴男氏と若宮啓文氏がそれぞれの立場から提言を行う。二回の講演会での議論をふまえて、ジャーナリズムにどのような展望が開示されるのだろうか。
講演者:
若宮啓文(わかみや・よしぶみ)
朝日新聞コラムニスト、東京大学大学院客員教授、龍谷大学客員教授。
1948年東京生まれ。70年に東大法学部卒業、同年朝日新聞社入社。政治部記者、論説
委員、政治部長などを経て02年9月に論説主幹に就任し、社説作りの責任者となる
(08年3月まで)。その間、小泉訪朝、イラク戦争、郵政解散、安倍内閣の誕生と退
陣など歴史的な出来事が続発。小泉首相の靖国神社参拝批判で読売新聞主筆の渡辺恒
雄氏と共闘し、月刊『論座』での二人の対談は大きな反響を呼んだ。著書に『和解と
ナショナリズム―新版・戦後保守のアジア観』『闘う社説』など。
斎藤貴男(さいとう・たかお)
フリージャーナリスト。
1958年生まれ。早稲田大学商学部卒、英国・バーミンガム大学大学院修了。『週刊文春』などの記者を経てフリーになる。社会・経済・教育など幅広い問題を取り上げ、近年は格差社会や憲法問題についても精力的に発言し続けている。『ルポ改憲潮流』、『憲法が変わっても戦争にならないと思っている人のための本』(高橋哲哉氏との共著)、『教育改革と新自由主義』、『「治安国家」拒否宣言――「共謀罪」がやってくる』(沢田竜夫氏との共著)、『住基ネットの〈真実〉を暴く――管理・監視社会に抗して』、『報道されない重大事』、『メディア@偽装』、『「心」が支配される日』など多数。
アドミッションセンターNEWS for Supporters No.28[聖学院プレスリリース]
投稿日時:2009/11/23(月) 11:18
〓〓〓〓〓〓〓聖学院大学アドミッションセンターNEWS〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
for Supporters No.28
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓2009.11.12〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
◇◇ ―――――――――――――――――――――――――――――――
■1.産学連携協力に関わる共同記者会見のご案内
――――――――――――――――――――――――――
この度、聖学院大学と埼玉りそな銀行は、福祉の心を大切にした地域経済・社会の
実現に寄与すべく「産学連携協力に関する覚書」を締結することになりました。
つきましては、本件に関し下記の通り共同記者会見を行いますので、
ご案内いたします。
記
1.日時 2009年11月30日(月)11:00~11:30
2.場所 聖学院大学エルピス館2F エルピスホール
(埼玉県上尾市戸崎1-1)
3.出席者 聖学院大学 学長 阿久戸光晴
埼玉りそな銀行 社長 上條正仁
*なお、当日は連携に関する覚書への調印も行います。
聖学院大学は、100年の歴史を持つ学校法人聖学院の大学として、1988年に創立
されました。大学は3学部(政治経済/人文/人間福祉)6学科(政治経済/
コミュニティ政策/欧米文化/日本文化/児童/人間福祉)のほか、大学院、
総合研究所を有し、キリスト教精神に基づいた「人間教育」に力を入れています。
本学は、広く社会に貢献する人材育成を行うとともに、早くから公開講座やコン
サート等を通じて、社会に開かれた大学を作ってまいりました。
取材ご希望の方は、11月27日までに、聖学院大学広報企画部広報課あるいは
りそなホールディングス コーポレートコミュニケーション部へご一報願います。
以 上
<本件に関するお問い合わせ先>
聖学院大学 広報企画部広報課 TEL 048-780-1707
担当:山下研一・栗原直以
〒362-8585 埼玉県上尾市戸崎1-1
ホームページ http://www.seigakuin.jp/
りそなホールディングス コーポレートコミュニケーション部(埼玉)
TEL 048-835-1524
☆ ★ ☆ ★ ☆
面倒見のよい大学。入って伸びる大学。
☆ ★ ☆ ★ ☆
◇◇―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
■配信先変更および配信停止はお知らせください。こちら→ pru@seig.ac.jp
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
お申込み・お問合せは、
広報課 担当 栗原 まで。
(TEL048-780-1707 pru@seig.ac.jp)
発行 聖学院大学
アドミッションセンター(入試業務担当部署)
URL http://www.seigakuin.jp/
〒362-8585 埼玉県上尾市戸崎1-1
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆
2009/11/18欧米文化学科特別講演会「いのちをおくる」報告[聖学院 On-line Information]
投稿日時:2009/11/18(水) 17:15
11月18日(水)、欧米文化学科主催「いのちをおくる」―音楽死生学の世界(ミュージック・サナトロジー)と題して、キャロル・サック氏による講演会が行われました。キャロル・サック氏はハープと歌で、死の床にある患者に対するケアを行う音楽死生学士として活動しています。当日は一般の方が100名以上来場し、総勢200名以上もの聴衆が氏の講演に耳を傾けました。
音楽死生学(ミュージック・サナトロジー)とは90年代にアメリカで起こった緩和ケアで、その源流は中世ヨーロッパのベネディクト修道会にみることができます。ベネディクト修道会では死を迎えようとする患者の尊厳を大切にし、孤独死させないことを「臨終の癒し」と呼んでいました。
サック氏は自身の娘が脳神経の病に冒されたことから音楽で人を癒すことに興味を持ち、ミュージック・サナトロジーの存在を知りました。ミュージック・サナトロジーで使用されるものはアイリッシュハープ(オーケストラで使われるものより小さめのハープ)と奏者の歌声です。患者さんの前で演奏する曲目は子守唄や聖書の詩篇が多いということでしたが、実際には患者さんの状態や表情、呼吸を見てそれに合った音楽を選ぶということでした。サック氏はこれを「患者さん本人が音楽を選ぶのです」と話していました。
ハープと歌の実演の際には、「眠くなったら寝ていいですよ。それが私たちの仕事ですから、リラックスして聞いてください。」とユーモアを交えた言葉に会場を沸かせる一面もありました。
サック氏は現在、東京山谷にあるホームレスのためのホスピス希望の家でケアを行っています。氏が奏でたハープを聞いたホームレスの方は、「まるで楽園の入り口にいるような音楽。俺も捨てたものじゃないと思ったよ。」と話していたそうです。サック氏はこの言葉から「これこそが私たちの目的です。一人ひとりの尊厳を認め、自分も捨てたものではないと思ってもらえることが大切。」と最後に語りました。
2009/11/11 人間福祉学部講演会 いせひでこ氏 報告1[聖学院 On-line Information]
投稿日時:2009/11/11(水) 15:13
11月11日(水)、人間福祉学部のアセンブリーアワーにて「絵本・物語ができるまで」と題して、いせひでこ氏による講演会が行われました。いせひでこ氏は東京藝術大学芸術学部を卒業、その後フランスにてイラストレーションを一年間学び、現在は画家・絵本作家として活躍しています。
講演会では、いせ氏の著作である『ルリユールおじさん』、『大きな木のような人』といった絵本を紹介しながら、物語ができる過程やどこから着想を得るのかといったお話をしていただきました。
『ルリユールおじさん』は大切にしていた本が壊れてしまい、困っていた少女をルリユール(本の装丁や製本を行う職人)であるおじさんがその本を直すという物語です。この物語ではフランスが舞台となっており、いせ氏は約2年に及ぶ現職のルリユールへの取材を通して、この物語を完成させました。
いせ氏はこの本には二つのテーマがあると語っていました。ひとつは「手」、もう一つは「出会い」です。
ルリユールは製本の過程を全て手作業で行います。インターネットや機械のボタンひとつで操作していたら分からない感覚が手作業にはある、といせ氏は語っていました。また、「出会い」についても、女の子とおじさんは世代も違う見知らぬもの同士であったのに、出会いによって大きく変わった、と感慨深く話しておられました。この「出会い」というテーマについて、講演会に出席していた学長先生が、「いせ氏の描く絵本では登場人物がみなどこかしら傷を持っている。しかし、出会いを通して傷が違うものに変わっていく」とお話されていました。
また、物語の着想に関しても、実際に見たり聞いたりしたことから想像を膨らませて物語を作るので、「自分が体験していないことを私は書けない」と絵本を書くために体験した様々なことを語ってくださいました。
この講演の中でいせ氏は「物語は最初から物語られるために存在しているわけではないのです。考えて、体験して、取材して、自分の人生観まで入れて物語を考え、そこから更にいらないところを捨てて、それでも残ったものが物語になるのです。」と大変興味深い言葉を聴衆に残していきました。
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