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ブログ 2013/6/7

【プレスリリース】聖学院大学総合研究所で国際シンポジウム「ラインホールド・ニーバーの宗教・社会・政治思想の研究」を行います[聖学院プレスリリース]

投稿日時:2013/06/07(金) 13:22

聖学院大学総合研究所で国際シンポジウム
「ラインホールド・ニーバーの宗教・社会・政治思想の研究」を行います

 

日本でもよく知られている「ニーバーの祈り」の作者である、20世紀アメリカを代表する神学者・政治哲学者ラインホールド・ニーバーについて研究する、聖学院大学総合研究所ラインホールド・ニーバー研究センターが6月14日、国際シンポジウムを開催します。
講演者として、円熟した深いニーバー解釈で知られるラヴィン教授と、ニーバーを含めた洞察をもって文化の問題と取り組んでいる気鋭のイム教授を迎えて、ニーバーの現代的意義を検討します。内外の厳しい状況にある今日のわたしたちにとって、ニーバーの神学的・政治的知恵が、どのような意味をもつのか、ご一緒に考えてみたいと思います。


●2013 年度 聖学院大学総合研究所
ラインホールド・ニーバー研究センター主催
国際シンポジウム「ラインホールド・ニーバーの宗教・社会・政治思想の研究」

【日時】 
 2013年6月14日(金)10:00~16:00(受付9:30)
【講演者】 ロビン・ラヴィン Robin W. Lovin (サザン・メソジスト大学 全学教授)
       任 成彬 Yim, Sung-Bihn (韓国長老会神学大学校 教授) 

【場所】 青山学院大学 総研ビル(14号館)11F 第19会議室
渋谷駅(JR 線、東急線、東京メトロ副都心線 ほか) 徒歩10 分
表参道駅( 東京メトロ銀座線・千代田線・半蔵門線) 徒歩5 分 
※車での来校はお断りしております

【定員】 100名(申込先着順) ※定員に達し次第、締め切らせていただきます。 

【参加費】 無料

【主 催】 聖学院大学総合研究所(埼玉県上尾市戸崎1番1号)
      一般のお問合せ: 048-725-5524 

【申し込み方法】 氏名・郵便番号・住所・電話を記入し、Eメールresearch@seigakuin‐univ.ac.jp 、ファックス048-781-0421 等で「ニーバーシンポジウム(6 月14 日)係」まで、お申込みください。整理券の発送をします。



<参考>ニーバーの祈り
(作:ラインホールド・ニーバー/訳 大木英夫[学校法人聖学院 前理事長])

神よ、変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、識別する知恵を与えたまえ。



▼取材のお申し込み、お問い合わせは下記へお願いします。
  聖学院大学 広報局 広報戦略室  担当:栗原、松崎
  電話(ダイヤルイン) 048-780-1707     FAX 048-725-6891
  e-mail   pr@seig.ac.jp  ホームページ  http://www.seigakuin.jp




 

【報告】2013/6/5 日本文化学科春の講演会2013「香りと文学と私」[聖学院 On-line Information]

投稿日時:2013/06/07(金) 10:28

6月4日(水)、聖学院大学チャペルにて恒例の日本文化学科主催講演会が行われました。
この講演会は、在学生はもとより、卒業生、教職員、更には近隣の方々を招いて、来場者とともに「文化」と出会い、「文化」を体験し、「文化」への認識を深めることを目的に毎年行われている催しです。
今年は「北鎌倉香り仕事」オーナーであり、「香りの研究者」「香りの伝道者」として広くご活躍されておられる嶋本静子先生をお招きし、「香りと文学と私」と題したお話とワークショップをしていただきました。

学生、教職員の他、一般の方も含め220名の来場がありました


            
          嶋本静子先生をお招きして行われた講演会「香りと文学と私」
 
嶋本先生は、まずご自身が香りの研究を始められたきっかけからお話しになり、その研究の一端として日本の古典文学、特に『源氏物語』の「空蝉」のくだりについて解説をして下さいました。

「源氏のまとう薫香の香り」が「17歳の身体と混じり合った」ものであり、だからこそ暗闇の中にありながらその香りの主が他ならぬ源氏その人のものであることを全身に受け止めた空蝉、にも関わらず「嬉しさ」「罪悪感」「劣等感」という様々な感情に揺れ動くがゆえに、愛おしくてならない源氏から自らを引き剥がさざるを得なかった彼女の繊細極まる感性と振る舞い。『源氏物語』に登場する女性たちの哀切が、現代に生きる女性たちの心を突き動かすものであることを改めて実感することとなりました。

また、一方の源氏についても、彼の恋愛には「母恋」というのもが根底にあり、この場面には恋愛のエロティシズムだけではなく、「若い」彼だからこその恋の実質というものが読み取れ、その意味で男性側からも深い想念を呼び起こさせるものであることが理解できました。『源氏物語』の世界は底知れぬ深さを持ち、それゆえに長く読み継がれている作品となっていることを再確認できました。
 
続いて行われたワークショップでは、こうした源氏の「若さゆえの香り」(『源氏物語』では、壮年、中年の源氏については香りの記述がなされていない)に注目し、参加者がそれぞれに香りの「個別性」について体験することとなりました。

ワークショップは二つの体験をしました。
1、野ばらの香りを自身に吹きかけ、その香りを確かめる。その後、二人一組になってお互いの香りの違いを確認する。
2、4種類の香りを嗅いで、その香りから受ける印象を紙に書きとめる。
 
1については特に男女間の違いを実感する、まさに強烈な体験をすることとなりました。
2についてはいくつかの回答例を先生自らお読み下さり、それぞれの香りの特性について説明をいただいたことで、自らの印象と香りの特性との結びつきを発見するというとても興味深い発見をすることができました。

          
                香りを体験したワークショップの様子
 
実は、嶋本先生にご講演いただくのは今回で三回目です。
それぞれの講演内容が異なるものであることは勿論ですが、参加者がその都度新たな発見をし、刺激を受けることが出来るというのが、先生のご講演の最大の魅力でしょう。
 

最後に、学生から提出された感想を記してこの報告を閉じたいと思います。
特に感想を求めたわけでもないのに感想を書きたくなってしまったというこれらの感想文が、この講演の魅力をお伝えすることになると思います。
 
・今日の講演は今までの中で一番楽しい講演でした。自分自身の香りというのがわかり、楽しかったです。因みに、自分はユーカリの香りが好みでした。
・すばらしいお話を聞けました。香りとは心にも身体にも効く素晴らしい効果があるのだと知りました。
・香りについてもっと意識したいと思いました。その匂いを嗅いで、うまく答えられるようになりたいです。
・香りとはとても深いものなんだなと感じました。本日の講演、有難うございました。
・香りは脳で分かるというのは初めて聴いた。しかし、「忘れてしまったことがある時に嗅いだ香りによってその時に考えていたことを思い出す」ということを聴いたことがあるので、考えてみれば、香りを脳で判断するというのは確かにそうなのかもしれないと妙に納得した。
・人によって匂いが変わるのは知っていたけど、年齢、性別、食べ物などで変わるとは思っていなかった。
・人によって「におい」が異なる所がとても面白いと思いました。また、今まで嗅いだことのない匂いを嗅ぐことができ、とても貴重な体験になりました。



>>講演プレスリリースは こちら

>>日本文化学科ホームページは こちら

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