大きくする 標準 小さくする

聖学院大学 創立20周年記念 2009/1

学生による講演会感想 その3(欧米文化学科)

[聖学院大学(欧米文化学科)] 投稿日時:2009/01/29(木) 11:23

その3 「欧米文化学科」です。

 

■ 4年 S.Tさん

<参加した講演会>
・「平和のために音楽ができること
・「アメリカとは何か

 

<感想>

講演者、内容に興味、関心があったので参加してみた。


自分の大学で著名人をタダで見て、ナマの声が聞け、直に質問できる機会は滅多にないのでとても貴重な体験だった。


実際、自分で見て聞いた講演者をテレビで見たり、著書を読んだりすると、とても親近感がわき、話すテーマも興味を持って深く聞けるようになった。


姜尚中さんの講演を聞いてから、著書『悩む力』を読んでみた。

これは政治がテーマではないが、悩むことの大切さについて、気にかかっていたところを取り上げたものなので、本当にためになる良い本だった。


今後もバラカンさんや姜尚中さんの本を読んだり、講演を聞いてみたいと思う。

 

 

■ 1年 秋山 絵利さん

<参加した講演会>
・「平和のために音楽ができること

<感想>

この講演会は、平和に関係する曲とその作者、その曲が書かれた時代背景や意味、メッセージなどがメインだった。

紹介された歌の中で、私の心に一番残ったのは、Linda Thompsonの"Day After Tomorrow"。戦場に行った兵士が家族にあてた手紙という形で歌われているもので、曲も非常にゆっくりで心にしみる歌だった。

その他、オバマ氏の有名なキャッチコピー「アメリカに変革の時が到来した。」も紹介された。


バラカン氏は「音楽で平和をもたらすことはできない。しかし音楽は一人ひとりの心を変えることができる。

今日紹介した音楽を心に留めて、一人ひとりの気持ちが平和につながることを願う。」と語られた。

学生による講演会感想 その2(コミュニティ政策学科)

[聖学院大学(政治経済学科)] 投稿日時:2009/01/29(木) 09:52

その2 「コミュニティ政策学科」です。(写真は、必ずしも本人ではありません)

 

■ 4年 H.Kさん

<参加した講演会>
・ 「現代の貧困

 

<感想>

事前に、学生有志の研究会で湯浅氏の著書「反貧困」を読んだり、ビデオを観たり、議論したりしながら「貧困問題」についての理解を深めた。


そして、「貧困問題は他人事じゃない」と思い、参加してみた。

 

講演会後半の対談では、

学生代表として壇上で、湯浅氏に質問を投げかけることができた。


「貧困の人を目の当たりにした時、私達が何かできることはないでしょうか?」

という質問をすると、湯浅氏からは、

「それぞれがやれることには範囲があり、それを押せば社会が変わる、

というような『魔法のボタン』や『ウルトラの近道』は存在しない。

時間があれば貧困問題に取り組む現場を見て学ぶとか、やれることからやっていく必要がある」

という答えを頂いた。

 

また、他の学生からは、

社会の「貧困」についての認識や、

湯浅氏の運営する、NPO「自立生活支援サポートセンター・もやい」

の運営についての質問などが投げかけられた。

 

 


講演会後に参加したランチセッションでは、

和やかな雰囲気で湯浅氏と会場との質疑応答が行われた。

講演会とはまた違った側面から貧困について学ぶ時間になった。

 


今回、社会問題というのは、遠いところ、特別なところにあるものじゃないんだ、

自分達は社会の中で生きているんだから、

社会の抱える問題の一つ「貧困」は他人事じゃないんだ、

ということを改めて肌身で感じ、

「貧困問題は近くて大きい問題なんだ」ということを実感した。

 


近くて大きい「貧困問題」を考えることは、

やっぱりそう簡単ではなくて、大分長いこと皆で延々と悩んでいた。

 

でも、

「この社会で、一人ひとりが貧困(と、貧困のある社会)に

どう向き合うのか?」

という、現代社会での生き方自体を考えることにつながっていったので、

悩んだ価値はあると思う。

 

 

そうして生き方を考えることは、変化の激しい現代社会の中で、出来るだけ

自分を見失うことなく生きていくために大切なことなのではないかと思う。

 

 

■ 3年 山田 佳佑さん

<参加した講演会>
・ 「現代の貧困

 

<感想>

湯浅誠氏の近著「反貧困」を題材に10回程度のゼミを受け、この講演会に望んだ。

最近問題になっている貧困問題をどのような形で勉強していくのか興味があった。

大学生活で自主的に講演会に参加したのは初めてで、とてもよい経験だった。

今まで、貧困というものを簡単に考え過ぎていた。

貧困とは、簡単なおものではなく、考えれば考えるほど、奥深い問題だということがわかった。

今後は、ボランティア活動や、もやいの活動に機会があれば参加したいと思う。

 

 

■ 2年 工藤 俊祐さん

<参加した講演会>
・ 「市民を平和にする自治体
・ 「現代の貧困
・ 「「アメリカとは何か

 

<感想>

事前に行った研究会で先輩達と討論したことはとてもいい勉強になった。

いろいろな事を知ることの大切さや、発言を通して見えてくること、向上心を得ることができた。


「現代の貧困」について、湯浅さんに「貧困者に責任がないのか」と聞いたら、

「責任はあるかもしれないが、そこを攻めても進まない。目の前の人を手助けするべき」

と教えてくれた。

実際にボランティアなどに参加してもっと現場を見てみたい。活動から見える世界を見てみたい。

学生による講演会感想 その1(政治経済学科)

[聖学院大学(政治経済学科)] 投稿日時:2009/01/28(水) 15:22

20周年講演会についての、学生のメッセージを紹介します。

その1 「政治経済学科」です。(写真は、必ずしも本人ではありません)

 

■ 3年 S.Yさん

<参加した講演会>

・「日本の東アジア外交と朝鮮半島
・「裁判員制度
・「アメリカ民主主義のゆくえ
・「なぜホスピスが必要か
・「死刑制度

・「現代の貧困
・「アメリカとは何か」
・「時代の変革期に直面する日本

 

<感想>

近年、この日本を取り巻く環境が大きく動いている中で、何が問題であり、今日本に何が求められているのかということに感心があったので参加してみた。

実際に現場を見て、第一線で問題に取り組む先生方の話を聞き、自分の知らなかった現実や物の考え方を多く知ることができた。

また、個人的に講演後のランチセッションが、講演会で尋ねたかったことを直接尋ねることができたので、とてもよかった。

今後は「良い話だった」で終わらず、その事について、さらに疑問を投げかけて自分の考え方というものを確かなものにしていきたい。

 

 

■ 2年 森山 明日香さん

<参加した講演会>

・「平和国家と福祉国家の現代的意義
・「日本の東アジア外交と朝鮮半島
・「裁判員制度

・「アメリカ民主主義のゆくえ
・「死刑制度

・「現代の貧困
・「アメリカとは何か」
・「時代の変革期に直面する日本

 

<感想>

最初は、講義との兼ね合いで参加していたが、途中から自分から積極的に参加したいと思えるようになった。

旬な話題を集めた講演で、その道のスペシャリストの方々から生で話を聞くことができて、とても有意義な時間だった。

しかし、90分という短い時間のため、一つ一つが消化不良気味になってしまったのがやや残念である。

3年以後もこのような場には自分から参加していきたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アメリカとは何か」 講演者と政治経済学科の学生

 

 

2009/01/22 佐藤郡衛先生講演報告「いまなぜ異文化間教育が必要か」

[創立記念行事紹介] 投稿日時:2009/01/27(火) 17:57

1月22日(木)3限目(午後1時半~)、児童学科では、聖学院大学創立20周年記念の一環として、

 

東京学芸大学国際教育センターの佐藤郡衛先生をお招きして講演会を行いました。

 

講演題は


「いまなぜ異文化間教育が必要か

ー大学で何を学ぶか-」

 

 

 

 

 

 

 

異文化間教育とは何か、これからの社会ではどのような力が必要か、

そのためには大学で何を学んだらよいかについて、語っていただきました。

はじめに、佐藤先生は

「国際化」という言葉の意味について考え、単に外国に関係する文化やヒトだけでなく、

異文化としては、国内における異文化ー障害者、高齢者、男女なども視野にいれる必要性を

述べられました。

そのうえで、人と人がどのようにつきあっていくかを考える時代、異文化「間」の時代であることを強調されました。

 

次に、現在、小学校・幼稚園・保育園には多くの外国人の子どもたちが在籍している現状をお話されました。そのなかで、ことばや学校のきまり・ルールの違いに戸惑い、自分の国や文化が否定されることで傷ついている子どもたちの事例をあげられました。そして、教師の働きかけによって、その子どもたちが自信を取り戻していく、具体的な実践例を紹介して下さいました。

 

 

さらに、異文化間教育の視点として、双方向性(多様な見方)、相互作用(関係を通したとらえ方)、変容性(変化するというとらえ方)、共生(新しい枠組みづくり)というキーワードをあげられ、自分の枠を広げ、異質なものを認めていく大切さを主張されました。

 

そのためには、大学でコミュニケーションを通して人との関係を作り出す力を学ぶ必要があると述べられました。そして、異文化間教育でもっとも必要なことは、「自分で判断したり、評価したりする基準を持つこと」であると締めくくられました。

 

 

その実践例として、講演会の後半に受講生で数名毎のグループをつくり、簡単な設問をもとに、異文化について考える時間を持ちました。(例:「10歳の安部さんは毎日学校に行っているが、同じ年のフィリピンのオスカー君は毎日路上でガムを売っている。これはあってもいいちがい?」 『新しい開発教育の進め方』より)

児童学科の教員と学長もグループに入り、自己の体験や講演の感想も交えて非常に盛り上がったひとときとなりました。

 

 


佐藤先生の講演に真剣に聞き入る学生(左)、


講演後、設問のメモをもとに、
異文化について、グループ討議(下写真2枚)。

 

 

 

 

 

 

児童学科ページ

<< 2009年1月  >>

Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

取材等のお問合せは

▼広報課までお問合せください
E-mail: pr@seig.ac.jp
TEL: 048-725-6191/FAX: 048-725-6891
〒362-8585 埼玉県上尾市戸崎1-1
>>地図

>>2008年以前のプレスリリース情報はコチラ