大きくする 標準 小さくする

聖学院 On-line Information 2012/1/12

1/11日本文化学科AH講演会「戦艦大和の上で展開された討論から」報告

投稿日時:2012/01/12(木) 16:40


1月11日(水)、日本文化学科AH講演会「戦艦大和の上で展開された討論から」と題した講演会が行われました。

講演者には日本文化学科の熊谷芳郎先生をお招きし、戦艦大和の背景や福沢諭吉による「演説」の試み、自由民権運動における討論会について語っていただきました。







熊谷先生は吉田満『戦艦大和の最期』を読んだことをきっかけにこの研究を始められました。
艦上で軍人たちが自らの死の意味について討論が展開されていたことに対してとても驚かれたそうです。福沢諭吉が日本語による演説の方法を確立し、後に自由民権運動団体の討論会や中学校で校友会の行事として討論会が行われるようになったという説明がありました。


討論・討論会の意義とは、単に言葉のやり取りによる勝ち負けに止まるものではなく、思考を深化させたものであり、意見の対立を恐れずに話し合うことを定着させていくことにより、民主主義社会が実現すると語っていました。


講演終了後には学生が熊谷先生の周りを囲み、質疑応答が行われていました。

2011/11/30 児童学科講演会「グリム童話の魅力」(報告)

[聖学院大学(児童学科)] 投稿日時:2012/01/12(木) 10:39

2011年11月30日(水)児童学科アセンブリアワーに、白百合女子大学 間宮史子先生をお迎えして「グリム童話の魅力」と題してご講演いただきました。
 


間宮先生は、グリム童話をはじめとするヨーロッパの昔話や日本の昔話について研究されています。著書『白雪姫はなぐられて生き返った ―グリム童話 初版と第二版の比較 ―』(小澤昔ばなし研究所 2007年)のほか 多くの研究を発表されています。
 




講演では、「金のがちょう」(グリム童話64番)を題材に、実際にテキストを読みながら、昔話としてのグリム童話の語り口の特徴について詳しい説明がありました。そのうえで、グリム童話に語られている子どもの姿について話されました。 
 






受講した学生の感想を紹介します。
 

● グリム童話の語り口や真相などを聞くことができました。話をこのように解読してみると不思議なことがたくさん出てきたので、おもしろかったです。
 

● 昔話の語り口、独特な語り方は、どのように確立されていったのだろう。私が子どもに語るなら、なるべく細かく登場人物の心情などを話したいと思うが、しかし、あえて細かいことを語らない方が想像力をかき立てるというのも事実だと思う。当時の親たちはどのように思って語ったのだろうか。
 

● グリム童話の151話が二つあるとおっしゃっていたのが気になりました。調べて確認してみたいと思います。
 

● 話が進んでいくうちに、ついさっきまで中心となっていたものが存在しなくなっていることが、おもしろいと思いました。なんとなく読んでいると気がつかなかったことなので、講演を聴くことができてよかったです。
 

● グリム童話を読んだことはあるのですが、今日の講演にあったような観点から読んだことはありませんでした。これからは、たとえば「3」の数に注意して読んでみたいと思います。
 

● よく知っていたはずの話をこのような見方で読み解くことで、今までとは違った話に感じられて、新鮮でした。


>>児童学科のHPはこちら

2012/1/18政治経済学科講演会「絶望から希望・再生へ ~ 樹海からの生還」

[聖学院大学(政治経済学科)] 投稿日時:2012/01/12(木) 09:58

2011年度秋学期 政治経済学科講演会のお知らせ
 

「絶望から希望・再生へ ~ 樹海からの生還」

【テーマ】
多くの人々が希望を語るが、希望とは何か。絶望とは何か。人が絶望し、その中から希望を見いだす出す条件とは。人生に絶望し樹海での死を覚悟した本人が、樹海からの生還を語る。

 

【講師】
本多 良男 氏(全国クレジットサラ金被害者連絡協議会事務局長)

出山 広之 氏(多重債務者支援団体太陽の会相談員)

【コーディネーター】
柴田武男(政治経済学科教授)


(画像をクリックすると拡大されます)



日時:  2012年1月18日(水) 11時~12時半

場所:  聖学院大学教授会室    (入場無料)


2010年7月までに被連協・命の電話への電話相談は14,559件ありました。死ぬしかないと思いこみ青木ヶ原樹海に入り看板を見て、あるいは富士吉田警察署で保護された方の相談は92件になります。

 

参考文献 『自殺未遂者 樹海からの生還』太陽の会発行


>>政治経済学科HPはこちら

<< 2012年1月  >>

Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

取材等のお問合せは

▼広報課までお問合せください
E-mail: pr@seig.ac.jp
TEL: 048-725-6191/FAX: 048-725-6891
〒362-8585 埼玉県上尾市戸崎1-1
>>地図

>>2008年以前のプレスリリース情報はコチラ