聖学院 On-line Information ブログテーマ:聖学院大学(児童学科)
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7/1児童学科AH報告「児童文化レクチャー②」
[聖学院大学(児童学科)] 投稿日時:2009/07/07(火) 16:37
7月1日(水)アセンブリー・アワーの時間に、7301教室にて「児童文化レクチャー②」が行われ80名ほどの児童学科の学生が参加しました。
このレクチャーは児童学科1年生を対象に開講した企画ですが、当日は上級生も多く参加し、積極的に学ぼうという意識の高い学生の様子に、ご担当の寺崎先生も驚かれていました。
今回は、紙コップ遊びを工夫するというテーマで「糸でんわ」「けんだま」「ロケット」「3枚羽のブーメラン」の4つの工作品の内どれか一つを選び、3人一組で作成するという内容。
しかし細かい作成方法について先生からの指示はありません。材料の準備、作り方、遊び方の工夫まで一つの工作品を作るために、どのように工夫したらよいか(=不足していることをどのように補完するか)その過程を体験することがこの企画の狙いです。
上級生達が1年生にアドバイスをしながら、どのグループも和気あいあいと作成し、最後はグループ内で討議し、工夫する大切さを学びました。
6/3児童学科アセンブリアワー講演「聴覚障害児の保育・教育」
[聖学院大学(児童学科)] 投稿日時:2009/06/27(土) 13:17
6月3日の児童学科AHには、外部の先生をお招きして、『聴覚障害児の保育・教育』の講演をしていただきました。
講師は、筑波大学特別支援教育センター・筑波大学付属聴覚支援学校の日高雄之先生。
筑波大学付属聴覚支援学校(筑波大学付属聾学校)幼稚部での保育を例に、ビデオを利用して、具体的に詳しい取り組みについてお話いただきました。
保育の話だけでなく、聴覚障害自体の説明、保護者の教育相談などにも触れてくださいました。
児童学科の多くの学生(約200名)が熱心に聴講しました。
以下、学生の感想および、児童学科教員のコメントを掲載します。
(2年生学生の感想より抜粋)
●私はこの時間をとても楽しみにしていました。・・話を聞いて思ったことは、国立の聾学校というものが1つしかないのは、少ないのではないか、国として進んでいないということを感じました。また、自分がこの話をとおして、親になったときどう思うかでした。
生まれてきて耳が聞こえないのがわかる。それは親にとって『宣告』である、というのはその通りだなと思いました。その苦難や苦労を和らげるためにもっとしっかりとしたサポートと理解を国全体でやらなければいけないのだと感じました。
児童学科教員 Y.Iよりコメント
苦難や苦労を和らげるためにしっかりとしたサポートと理解を国全体がやらなければいけない,とても大きな問題ですね。
もう一歩進んで、国全体がそのように動くには、私たち一人ひとりの気持ちのありようが変化することもまた必要でしょう。私たち一人ひとりがどのような意識を持った人間として聴覚障がいのお子さんやご両親と向き合うのがよいのでしょうか?どうぞ考えを深めていってください。
(3年生学生の感想より抜粋)
●聴覚障害を含め、障害をもった子どもたちの学校は特別支援学校だけで、幼稚園など就学前の子どもたちの通うところはないのかと思っていた。
きちんと保障されていることが分かった。幼稚園教育要領をもとに、子どもたちの発達にあわせて指導の方法が考えられていることを知った。特別支援学校は見学には行った経験があるが、細かい部分までは見学できなかったので、いろんな発見があった。
補聴器の仕組みなど普段聞けないことが聞けたのでよかった。私たちは音を聞き、口の動きをまねすることで発音できているが、それは実はとても難しいことであることに気づかされた。
●聴覚障害児の保育・教育は忍耐強さが必要だと感じた。
子どもたちが、活動に取り組み頑張っている姿を受け入れ、尊重し、最大限のサポートをしていこうとする先生方の気持ちが、日高先生のお話やビデオを通してひしひしと伝わってきた。
・・・・正直私は、聴覚障害児の教育は、手話を教え、普通の学校や幼稚園では行なわない特別な活動ばかりをするものだと想像していた。
しかし、実際はマナーやお弁当の準備の仕方、劇遊び、工作など、どの子どもも必ず学び、活動することがしっかりと取り組まれていたことに驚いた。
児童学科教員 Y.Iよりコメント
日高先生より、実践事例集 -筑波大学附属特別支援学校幼稚部教育課程資料-、幼稚部教育課程と、幼稚部3年間の子どもの姿,を献本いただきました。どれもが聴覚障害幼児の指導を考えるために貴重な資料です。皆さんの教育に役立ててほしいという願いが込められています。3年生の皆さん、興味のある方はぜひ、学習しに(閲覧しに)来てください。
(4年生の学生の感想より抜粋)
●聴覚障害の判断は、生後2,3ヶ月でできるという。これはとてもよいことだと思う。確かに両親に障害の事実を伝えるのは難しい問題が伴う。
しかし、子どものことを考えるとき、まずは早期発見して、早期に適切な支援をしていくことが言語発達や心の安定に繋がっていくのではないだろうか。それと同時に両親のケアを考えていけばよいだろう。
聴覚に障害があるから「みることは」情報を手に入れる基本となることである。
だから「みる」ように、子どもを集中させることが必要になるが、子どもの集中力は長く続くものではない。そのためにも「みる=楽しみ、よろこび」を結びつけていくことが大切になる。
●保育の様子からは、普通の幼稚園とほとんど変わらないと思った。
しかし言語力のうちの受容面(分かりたい気持ち)を芽生えさせるためにさまざまな工夫をしていることが分かった。・・普通教育の中でも注意力を身に付ける指導の仕方や一人ひとりに合った支援をする、一人ひとり大切にすることはとても大切で、見習って行きたいところがたくさんあった。
特別支援学校の教育は「心」のあるあたたかい教育だなと感じた。
児童学科教員 Y.Iよりコメント
もうすぐ教員、保育者として巣立つ4年生のみなさん、「心」のある温かい教育者・保育者になってください。皆さんの心に暖かいものを残してくださった日高先生のように。日高先生はいつでもみなさんのご質問やご連絡をお待ちしているそうです。
6/24児童学科アセンブリアワー「子どもの権利を考える」(報告)
[聖学院大学(児童学科)] 投稿日時:2009/06/27(土) 09:12
2009年6月24日(水)児童学科のアセンブリアワーでは、講師に村岡徹氏(埼玉県福祉部こども安全課・埼玉県子どもの権利擁護委員会事務局)をお迎えし、「子どもの権利を考える」をテーマとして講演いただきました。
子どもの権利が確立する過程の歴史について、埼玉県子どもの権利擁護委員会の活動について、そして、おとなが「子どもの最善の利益」を考えることについて学びました。
※後日、受講生の感想アンケートをアップします!
<講演概要>
・「子どもの権利」って?
─国際的な「子どもの権利」確立の歴史
─共通理解としての「児童の権利に関する条約」
・埼玉県子どもの権利擁護委員会の活動
─置目的と機能
─よくあるトラブル(権利侵害)への対応
・子どもと接するあなたに
─「子どもの最善の利益」をいつも念頭に
5/13児童学科アセンブリアワー「マナー講座」(報告)
[聖学院大学(児童学科)] 投稿日時:2009/05/22(金) 13:56
入学後1か月が経った児童学科1年生を対象に、外部講師・竹村智子先生をお招きしてマナー講座が開かれました。ふだんの生活でこそ必要な4つのマナーを学びました。また、あいさつや自己紹介のやり方によって人間関係が変わってくることを、ワークショップ形式で学ぶことができました。今後の実習やボランティア活動、そして就職活動に活かしていける内容でした。
<体験レポート>
受講生(1年生)の感想より
○ マナーは、そのときだけやればいいものではなく、日々の生活の中でも気をつけていかないといけないものだと分かりました。今日から、気付いたこときちんとやっていきたいと思います。言葉づかいは、ふだんは正しい受け答えだと思っていても立場や状況によって変わっていくので、今後、気をつけたいと思います。
○ 私はどちらかといえば礼儀正しい方だと思っていましたが、「あいさつ」ひとつに関しても細かいことを気にすれば、直さなければならないことはたくさんあると思いました。日々の生活を改めて見直していきたいと思いました。
○ 実習のときになればできるのではなく、今から言葉づかいやあいさつや姿勢に気をつけて、いつでもできるようにしておくことが大切だと思いました。
○ 基本的なことをしっかりと行うことでとてもよい気分になる、ということを身をもって学びました。ふだん何気なくしているあいさつに、相手にとって失礼なところがないかどうか見直そうと思う機会になりました。
○ あいさつは声だけでなく、目もあわせてあいさつをする。基本的なことですが、実際にはできていないこともあります。声だけのあいさつは相手に失礼であることがわかりました。また、ことばは、その場に合ったことばの使い方を自分で考えて、言わなくてはいけない。ただ単にことばを発するだけではだめだと分かりました。
○ 就職活動はまだまだ先のことだと思っていましたが、今日の話を聞いて、今からでも準備をしておかなければいけないということに気付きました。
「幼稚園教諭・保育士先輩を囲む会」が行われました
[聖学院大学(児童学科)] 投稿日時:2009/05/01(金) 17:19
4月18日(土)、キャリアサポートセンターの主催で、
男性幼稚園教諭(2005年卒)、
女性幼稚園教諭(2007年卒)、
男性保育士(2003年卒)、
女性保育士(2006年卒)
の4名の先輩方をお招きして、パネルディスカッション「幼稚園教諭・保育士先輩を囲む会」が行われました。
先輩方と在学生3、4年生とが和やかな交流のひとときをもちました。
保育者として大切にしていることや就職活動のポイントについてのお話に、そして実践的な助言に、
学ぶことがたくさんありました。
<参加した学生の感想(アンケート)より>
●保育士志望であるが、幼稚園のお話を聞くのもまた良いなと思った。
●子どもたちと関わることの素晴しさ、やりがいについてとても学ぶことができた。
●学生の欲しい情報をわかりやすく具体的に聞くことができた。
私たちと近い距離になってわたしたちに笑顔を向けて本音で話してくれたことがとても良かったと思う。
●一人ひとりの意見がとても参考になり、励みになるとともにやる気が出た。
●皆さん笑顔がとても素敵で、充実した生活をしているんだなと思った。不安なことがたくさんあるけれど、今日この先輩方に会えてよかった。
●昨年に引き続き貴重なお話が聞けて、参加してよかった。保育観や就活、実習に対する考えや取り組みについてもう一度考え直すきっかけになった。
●皆さんとても生き生きと仕事をなさっているのが伝わってきた。不安より希望のほうが大きくなる話で、就職が近づいてきたことを実感した。
終了後、先輩に直接質問をする学生たち
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