聖学院 On-line Information
【報告】2013/06/19 政治経済学部AH講演会「地域の再生と大学の役割―志と能力開発の好循環」 [聖学院大学(政治経済学科)]
投稿日時:2013/07/03(水) 14:48
6月19日、特別区長会会長・荒川区長・聖学院大学客員教授 西川太一郎先生を招いて政治経済学部主催 アセンブリアワー講演会「地域の再生と大学の役割―志と能力開発の好循環」が大学チャペルで行われました。
講演会には、政治経済学部の学生約120人が参加しました。
荒川区長 西川太一郎先生による講演会の様子
ご両親がクリスチャン、またご家族も聖学院と縁があるという西川先生ご自身も、青年期を阿久戸学長と共に滝野川教会で過ごされたそうです。
西川先生は、「大学がなぜ大切なのか。大学の役割」について、まず初めに、「一番伝えたい言葉は『志(こころざし)』であると言われました。
それも、「武士の心」という意味ではなく、「志」という字は、進みゆく足の形が変化したものとされており、その中に心があるという「“足”の心」という意味である。
つまり、心が赴くところに足が向かう。どこに目標を置くのか、という意味での「志」であるということ。
「何になりたいか。どんな人生を送りたいかという目標を持ってほしい。ただ立って黙っているだけでは、その『志』は来てくれない」と語っておられました。
そして、参加者に対して次のような願いを語られました。
「人生はたった1回、自分で努力するしか道がない」ということに気付いてほしい。
“物”というものは、どんどん小さくなっていくが、自分の“能力”というのはどんどん広がっていく。
自分自身でできなかったら、先生を頼ったらいい。自分の無知を正直に話して、先生に分けてもらえばいい。
様々な言葉を引用し、学生たちに「志」について語られました
西川先生は、週1回「おやじゼミ」という、区役所の新人職員10人と一緒に語り合う場を持ち、「志と能力の好循環」について話しておられるそうです。
公務員として役に立ちたいという「志」を持って区役所に入ったならば、その「志」を遂げるために、能力をどんどん磨いて自分に能力を付与しなさい。その付与した能力によって次の「志」が生まれ、それが前の「志」と重なって大きくなる。それを支えるにはもっと大きな能力が必要だということになって、「能力」と「志」の好循環が続いていく。
このように、世の中に通用するよう、自らの運命を自分の手で開拓する。
そういった能力をアップする場こそ「大学」であると述べられました。
そして、大学というのは、将来つきあえる友達を得る場所であるというメリットもある。将来、指導してくれる先生と出会えるというのも1つのメリット。
しかし、もっと大きなメリットは、その大学が持っている建学の精神であるとも語っておられました。
その気になれば、地方でも国を動かせる。そういう日本に少しずつ生まれ変わってきている。
(みなさんが)社会に出る頃になれば、もっと風通しの良い国になっていると思う。
地域の再生のために「みなさんのような優れた人材」を待っている。
と締めくくられ、その後の質疑応答での、学生による感想・質問にも丁寧に答えてくださいました。
講演会には、政治経済学部の学生約120人が参加しました。
荒川区長 西川太一郎先生による講演会の様子
ご両親がクリスチャン、またご家族も聖学院と縁があるという西川先生ご自身も、青年期を阿久戸学長と共に滝野川教会で過ごされたそうです。
西川先生は、「大学がなぜ大切なのか。大学の役割」について、まず初めに、「一番伝えたい言葉は『志(こころざし)』であると言われました。
それも、「武士の心」という意味ではなく、「志」という字は、進みゆく足の形が変化したものとされており、その中に心があるという「“足”の心」という意味である。
つまり、心が赴くところに足が向かう。どこに目標を置くのか、という意味での「志」であるということ。
「何になりたいか。どんな人生を送りたいかという目標を持ってほしい。ただ立って黙っているだけでは、その『志』は来てくれない」と語っておられました。
そして、参加者に対して次のような願いを語られました。
「人生はたった1回、自分で努力するしか道がない」ということに気付いてほしい。
“物”というものは、どんどん小さくなっていくが、自分の“能力”というのはどんどん広がっていく。
自分自身でできなかったら、先生を頼ったらいい。自分の無知を正直に話して、先生に分けてもらえばいい。
様々な言葉を引用し、学生たちに「志」について語られました
西川先生は、週1回「おやじゼミ」という、区役所の新人職員10人と一緒に語り合う場を持ち、「志と能力の好循環」について話しておられるそうです。
公務員として役に立ちたいという「志」を持って区役所に入ったならば、その「志」を遂げるために、能力をどんどん磨いて自分に能力を付与しなさい。その付与した能力によって次の「志」が生まれ、それが前の「志」と重なって大きくなる。それを支えるにはもっと大きな能力が必要だということになって、「能力」と「志」の好循環が続いていく。
このように、世の中に通用するよう、自らの運命を自分の手で開拓する。
そういった能力をアップする場こそ「大学」であると述べられました。
そして、大学というのは、将来つきあえる友達を得る場所であるというメリットもある。将来、指導してくれる先生と出会えるというのも1つのメリット。
しかし、もっと大きなメリットは、その大学が持っている建学の精神であるとも語っておられました。
その気になれば、地方でも国を動かせる。そういう日本に少しずつ生まれ変わってきている。
(みなさんが)社会に出る頃になれば、もっと風通しの良い国になっていると思う。
地域の再生のために「みなさんのような優れた人材」を待っている。
と締めくくられ、その後の質疑応答での、学生による感想・質問にも丁寧に答えてくださいました。
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