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聖学院 On-line Information

2012/11/21 児童学科AH講演会「こどもの考古学」報告 [聖学院大学]

投稿日時:2012/11/27(火) 15:38

11月21日(水)、児童学科ではアセンブリーアワーの時間に、考古学がご専門の國學院大學栃木短期大学教授 小林青樹氏をお招きして、講演会「こどもの考古学」が行われました。

        
            弥生時代、縄文時代の衣装を着けた学生たち

講演会では、縄文時代から江戸時代まで、発掘調査で判明した子どもの生活や文化、子どもがどのような存在であったのかが紹介されました。

講演会では、縄文時代、弥生時代の服装を身につけた学生が登場、当時の生活を紹介しながら、この時代について考えました。

縄文時代では、死産率が10~15%、子どもが1歳になるまでの死亡率が20%だったと推定されています。
小林教授は、子どもが生き残るということは大変尊いことだったと説明、子どもの足型・手型を粘土に写し取って飾っておく風習があったことも話されました。
また弥生時代には、稲作の伝来によって、子どもは大切な労働力として、家族と共に水田で働いていたことも紹介されました。

時代を経るにしたがい、稲作などの労働に時間が費やされる時間が減り、子どもの遊びの種類や遊ぶ時間が増えたことを小林教授は示唆。
社会の変化によって子どもの位置づけも変化してきた、と話され講演を締めくくりました。


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