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聖学院 On-line Information

10/24聖学院大学創立記念講演会「被災地支援からみえたもの―命の尊厳とボランタリズム―」 [聖学院大学]

投稿日時:2012/10/24(水) 17:09

10月24日(水)、アセンブリーアワーの時間に聖学院大学創立24周年記念講演会が行われました。
「被災地支援からみえたもの―命の尊厳とボランタリズム―」と題して行われたこの講演会には、山崎美貴子氏(神奈川県立保健福祉大学顧問・前学長)をお招きし、東日本大震災での被災地支援や、地域の再生、被災者への寄り添いなどについてお話ししていただきました。
チャペルで行われたこの講演会には、人間福祉学部の学生が出席しました。


                                    
                                講演をしていただいた山崎美貴子氏

山崎氏は、東日本大震災が起こった当日の被災地の映像を紹介しながら、改めて震災について振り返りました。
これまでの災害復興とは違い、津波などの影響から東北の復興は遅れています。親しい人を亡くした被災者の心の傷や、被災者であるにも関わらず支援者として活動する人々など、被災地の現状を説明しました。

講演では、被災地ボランティアに参加した学生に、どのような内容でボランティアを行ったのかといった話しを聞きながら、学生のうちに様々なことを見て体験し、考え、感じることで大きな気付きにつながると話されました。

また、山崎氏は被災者の暮らしやコミュニティを、支援者が一緒になって取り戻していくことが、大きな支援になると語られ、被災地域の再生について話されました。
心の傷を抱えた被災者の傍にあって話しを聞く「人と関わる力」、「人と人をつなぐ力」が支援を続けていく上で重要であるとも語られ、寄り添うことの大切さについて言及されました。

講演の最後には、福祉を学ぶ皆さんには寄り添う力、弱者の声を聞く力、また支援の輪を広げるための組織とネットワークする力をつけ、人々の結び手となることが必要とされている、と山崎氏は締めくくりました。




 

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