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聖学院 On-line Information

10/19 総合研究所講演会「スピリチュアルケア:ホスピス医療の現場から」報告 [総合研究所イベント報告]

投稿日時:2012/10/22(月) 15:48

2012年10月19日(金)14:00~16:30 聖学院大学ヴェリタス館教授会室において、スピリチュアルケア研究講演会「スピリチュアルケア:ホスピス医療の現場から」が開催されました。(参加者 61名)
 

講師は、神戸アドベンチスト病院院長の山形謙二先生。

終末期ガン患者さんを多く受け入れてこられた先生のご経験を通して、ホスピスにおけるスピリチュアルケアの重要性について語ってくださいました。


ガンにかかった人を襲うのは、肉体的な苦痛だけではありません。
不安や不眠、うつなどの精神的苦痛、経済的問題や職業、家庭などの社会的苦痛に加えて、人生の意味や目的、希望を失うことによる霊的・実存的苦痛(スピリチュアルペイン)に苦しめられるのです。


肉体的な痛みは薬で大部分取り除くことが可能になりましたが、霊的な痛み・苦しみを癒やすためには、スピリチュアルケアが重要な役割を果たしています。

医療に関わる医師や看護師、看病する家族の支えによって、

『自分の人生は意味あるものだったのだ』
『自分は周囲の人たちから愛され、大切にされている』


このように思えるようになると、死を前にした終末期ガン患者さんでも、希望を抱いて穏やかに死を受け入れることができるようになるということを、実例をあげて教えてくださいました。




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