聖学院 On-line Information
熱中症の予防と対応~保健室より [聖学院大学]
投稿日時:2011/06/21(火) 11:35
◇熱中症とは・・・
直射日光だけでなく、日陰であっても気温や湿度の上昇によっておこる身体障害(頭痛、めまい、筋肉のけいれん、意識消失など)です
◆熱中症には予防が大切です
1.環境条件に応じて運動する
炎天下での運動は避け、涼しい時間帯に行いましょう
運動が長時間になる場合は、こまめ(30分毎目安)に休憩をとりましょう
2.こまめに水分を補給する
水分を補給しないと脱水状態となり、体温調節や、運動能力が低下します
“喉が渇いた” と思う時には、かなりの水分不足となっていることが!
汗と一緒に塩分も失われますので、スポーツドリンクなどがおすすめです
3.暑さに慣らす
熱中症は、梅雨明けなどの急に暑くなった、体が暑さに慣れていない時に多く発生する傾向にあります
暑さに慣れるまで、短時間で軽めの運動から始めましょう
4.できるだけ薄着にし、直射日光は帽子などで避ける
衣類も軽装にし、吸収性や通気性のよいものを選びましょう
直射日光に当たる場合は帽子を着用し、暑さを防ぎましょう
5.暑さに弱い人は特に注意する
暑さへの耐性は個人差が大きいので、肥満傾向の人や体力の低下している人、暑さに慣れていない人、熱中症を起こしたことがある人は特に気をつけましょう
6.熱中症対策グッズ(ヒエピタ、保冷剤)の活用
市販のヒエピタや、冷却シートなどを首の後ろや腋の下に当て体を冷やしておく
◇熱中症かな?・・・と思ったら
★まずは涼しい場所へ
★衣服をゆるめる
★太い血管のある腋の下、首、足の付け根を冷たいタオルなどで冷やす
★スポーツドリンク、食塩水(0.1~0.2%) などを飲む
◆熱中症程度・対応
重症度Ⅰ度
症状:めまい・立ちくらみ、筋肉こむら返り(痛い) 、多量の汗
対応:涼しい場所に移動。水分・塩分(スポーツ飲料など)の補給
重症度Ⅱ度
症状:がんがんする頭痛、嘔気・嘔吐、体がだるい
対応:足を高くして休みます。水分・塩分摂取
重症度Ⅲ度
症状:意識がない、体の痙攣、呼びかけに対し返答がない、フラフラし歩けない、体温が高い
対応:水や氷で冷やします(首、腋の下、足の付け根など)
すぐに救急車を!!
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