聖学院 On-line Information
2008年度学位記授与式が行われました その1 [聖学院大学]
投稿日時:2009/03/19(木) 19:01
昨日の卒業礼拝にひきつづき、本日2009年3月19日、10時より大学、大学院の学位記授与式が執り行われました。
今回の式は、卒業生および教員はガウン着用で行われました。
1Fの青のガウンは、人間福祉学部(児童学科、人間福祉学科)。
2Fの緑のガウンは、政治経済学部(政治経済学科、コミュニティ政策学科)。
同じく2F赤のガウンは、人文学部(欧米文化学科、日本文化学科)というように分かれています。
まずはフィルハーモニー管弦楽団の前奏をバックに、登壇者の先生方が入場。
讃美後、大学、大学院の順に、学科および研究科の代表者に学位記授与が行われました。
(写真左上は、欧米文化学科代表者への授与。
左下は、大学院アメリカヨーロッパ文化学研究科の学位記授与の際のガウンかけ。)
阿久戸光晴学長による式辞「善をもて悪に勝て」では、『じぶんだけのいろ』(レオ・レオニ作)の絵本をとりあげ、
「主人公のカメレオンのように自分の色=個性に悩むときもあると思う。最後に、年上の仲間とお互いに色を輝かせていったように、
喜ぶ者と一緒に喜び、悲しむ者と一緒に悲しむという、人間に与えられた個性を生かして行ってほしい。」
また、哲学者ニーチェが語った
『怪物と戦う者は、みずからも怪物とならぬように心せよ。
汝が久しく深淵を見入るとき、深淵もまた汝を見入るのである』
を引用し、
「これから社会に出て暗い現実を戦う場面もあるが
悪を乗り越えるのに、”悪”ではなく”善”をもって乗り越えてほしい」
というメッセージを力強く語られました。
また
「卒業はgraduationともいうが、commencementとも言う。
それは「始まり」という意味である。
聖学院で学んだ、喜びの心を持って、社会へ出発してほしい。
卒業式は、そういう派遣の時でもある。」
と結びました。
小倉義明聖学院院長は祝辞のなかで
「志を持って生きていってほしい。
今の時代は、変化がが激しく自分を見失いがちだが、
生きていく方角をしっかり見定めて歩んでほしい。
聖学院のモットー『神を仰ぎ人に仕う』は、
究極的な目標として間違いがないものである」と語りました。
卒業生の言葉は、政治経済学科卒業生の柿沼亜希さん。
「高校の恩師からもらった言葉、”どの大学で学ぶかではなく何を学ぶかが大切”
を胸に入学した。
入学後、学問は受身の姿勢ではなく自分から積極的に学ぶ姿勢が重要だ
と認識するようになり、学外にも出かけ、学びを進めた。
学外のシンポジウム、議員インターンシップなどで政治について、
教職を目指す過程での実習で、教育についても多くを学び考える
という経験をした。
また、聖学院のモットーやキリスト教の授業を通じて、
自分自身なじみのないキリスト教に触れたことで、
他の文化に寛容になることを学ぶことができ、
将来の教職に就く上での貴重な経験、支えとなり、感謝している。」
と述べました。
最後、阿部チャプレンの祝祷を持って、無事に式を終えました。
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学部卒業生637名
大学院修士課程、博士前期課程修了生 32名
博士課程後期修了生 5名
▼左:前奏のフィルハーモニーオーケストラ
右:聖歌隊の演奏
▼左:学位記授与の印として、帽子の房を右から左に回す欧米文化学科卒業生
右:ハンドベルの演奏 下:出席者全員で、讃美歌を斉唱
→2008年度学位記授与式 その2
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