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聖学院プレスリリース 2011/5

アドミッションセンターNEWS for Supporters No.31

[メールマガジン] 投稿日時:2011/05/20(金) 14:58

〓〓〓〓〓〓〓〓聖学院大学アドミッションセンターNEWS〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

                  for Supporters  No.31

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 ■1.サポーターズの皆さまへ
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今年度初のサポーターズメールをお送りします。
おかげさまで今年も定員割れすることなく新年度をスタートすることができました。
まずは皆様のご助力に感謝申し上げます。

しかし、今年はなんと言いましても3月11日の東日本大震災です。その後の原発事故
も含め日本全体が大変な悲しみと苦しみの中にあります。特に教育機関は、このこと
をどのように捉え、教育に展開していくのか大きな課題を背負わされたといえます。

3・11を契機に日本が変わるのか、それとも元に戻していくのか、大きな選択を
迫られていると原発のことひとつをとっても二つの道があることがわかります。

教育においても、これまでのような(といっても限界が見えていたわけですが)競争
を駆り立てることを次世代の若者に強いるのか、駆り立てるのではなく、次世代の
ことを自分たちで「考えて」いくことができるような教育にしていくのか、
選択の時にきていると思われます。

聖学院大学がどちらの道を目指しているかはお分かりだと思います。

若者に「希望を与える」ことができない社会というような言い方や「希望格差」
という言葉が示すように、われわれ「大人」が子どもたちに「希望」を与えるもの
だと思っていますが、私は数年前から「そうではない」と疑ってかかっています。

「希望」の実体は、次世代の「子ども」たちそのものであり、「社会」は彼らに
「希望を置く」ものではないかと考えているのです。若者に希望を置く(かける)
ことができない大人があれこれと「今の若者は…」と言い続けてきたのです。

頼りなげな彼らの中に私たちが「希望」を見出していける社会。それを後ろから
まさに「バックアップ」していける社会を作れるかが、2000年以後の日本の課題
であると思えるのです。

その線で聖学院大学はぶれずに大学形成に取り組んでいます。他にモデルを見つ
けることができないようなこと、それだから、なかなか評価も受けにくいことを
怖れずに実行してきました。それは、実は「先進的」というのとは違うものです。
むしろ”Return to Basic” が聖学院大学の考える大学教育に近いと思います。

教育の基本は何かと考えていくと、どうしても「考える」ということに突き当た
ります。「競争」ということは出てこないのです。

私たちは今回の震災にあたって何もできない「もどかしさ」を感じました。
おそらく日本中の人が。でも2ヶ月が経つとその「もどかしさ」が何もしていない
のになくなっている事実に気づかされます。

聖学院大学は教育の中でこの「もどかしさ」を忘れず、どう「行動できる学生」を
作れるかに今ボランティア教育ということを通じてチャレンジし始めています。

今年もぜひ聖学院大学を応援してください。  


                  聖学院大学 広報企画部長 山下 研一


       
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 ■2.大学説明会について
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★内容☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今年は5月20日と6月21日の2回開催します。

5月20日(金)第一部13:30~15:50/第二部16:00~18:00
6月21日(火)第一部13:30~15:50/第二部16:00~18:00

会場:本学
お申し込み:メール、インターネットかお電話で受付けております。
(当日飛び込み参加もOKです。ご都合に合わせてご参加ください。)
→→ http://www.seigakuin.net/blog_detail/id=459


◆プログラム詳細(ここでは5月20日のみ、紹介します)

第1部
 (1)入試について(13:30-14:15)
  「2011年度入試結果と2012年度入試の変更点について」 
   広報企画部長:山下研一

 (2)学長挨拶(14:20-14:50) 学長:阿久戸光晴
  「この大震災をどう受け止めるか」

 (3)学科講演
  15:00-15:30 児童学科「児童学から拓かれる教師・保育者養成」
         (児童学科副学科長 田澤薫)
  15:30-16:00 人間福祉学科 「人間福祉が開く未来」
         (人間福祉学科長 助川征雄)

第2部
 (1)入試について(16:05-16:50)
  「2011年度入試結果と2012年度入試の変更点について」 
   広報企画部長:山下研一

 (2)入試担当者挨拶と講演(17:00-17:50)
  「聖学院大学の修学環境について」


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2010年度入学前準備教育報告書が出来上がりました。
送付ご希望の方は、広報課までご連絡ください(5/20でも配布します)
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             ☆  ★  ☆  ★  ☆

        面倒見のよい大学。入って伸びる大学。

           ☆  ★  ☆  ★  ☆


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■配信先変更および配信停止はお知らせください。こちら→ pr@seigakuin-univ.ac.jp

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 お申込み・お問合せは、
  広報課 担当 栗原 まで。
 (TEL048-780-1707 pr@seigakuin-univ.ac.jp
  発行 聖学院大学
    アドミッションセンター(入試業務担当部署)
  URL http://www.seigakuin.jp/
    twitter  http://twitter.com/seig_pr
    〒362-8585 埼玉県上尾市戸崎1-1
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【プレスリリース】復興支援ボランティアセンターの始動イベントが行われます

[プレスリリース] 投稿日時:2011/05/17(火) 15:15

 3月11日の大震災は、東日本を中心に甚大な被害をもたらしました。日本が直面しているこの未曾有の状況の中、聖学院大学では、わずかでも貢献できることを一緒に考え、実行に移していくために復興支援ボランティアセンターを発足させ、支援の取組みを拡充させることにしました。
 ボランティアセンター(ボラセン・VC)とは有志を中心とした運営のもと、応援が必要な人達のニーズと、応援したい人達の状況とをマッチングして、様々な問題の解決の手助けをしていく場所です。
 5月18日、本センターの始動イベントとして、聖学院大学で、被災地や避難所で実際に応援している人々の活動報告およびパネルディスカッションを行います。なお、当日、ボランティアセンターで、学生の支援スタッフを募集します。


                                       記

復興支援ボランティアセンター始動イベント「東日本大震災の現在(いま)」
日時  2011年5月18日(水)12:30-13:30
場所  聖学院大学4号館4401教室(埼玉県上尾市戸崎1-1)
内容  被災地・避難所支援ボランティア活動報告(詳細は、別紙)
     今回の震災ボランティア体験者によるパネルディスカッション

 
【問い合わせ先】広報企画部広報課 TEL: 048-780-1707


●聖学院大学(学長:阿久戸光晴 住所:埼玉県上尾市戸崎1-1)1988年設立。大学は3学部6学科のほか、大学院、総合研究所を有する。


取材のお申し込み、お問い合わせは下記へお願いします。
聖学院大学 広報企画部 担当:山下、栗原
電話(ダイヤルイン) 048-780-1707   FAX   048-725-6891
e-mail   pr@seig.ac.jp  ホームページ  http://www.seigakuin.jp



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被災地・避難所支援ボランティア活動報告概要について


1) 避難所支援報告(さいたまスーパーアリーナ等)
    担当:児童学科 金谷京子(教員)、学生

①3月21日から3月31日まで日本臨床発達心理士会の活動として、さいたまアリーナで原発避難者の子どもたちへの心のケアを目的として、遊び広場および子ども相談コーナーを開設。
②双葉町の避難者が旧騎西高校に移転後、騎西コミュニティーセンターにて遊び広場を開設し、双葉町の子どもたちおよび近隣の幼稚園児、小学生を対象に遊びを通して、心のケアと子ども同士の地域交流を図る。8月まで遊び広場は継続予定。
③旧騎西高校にて、避難の大人と、障害者の家族を中心に傾聴ボランティアを実施。
 

2) 被災者支援(宮城県東松島市)
    担当:人間福祉学科 相川章子(教員)

4月29日~、PSW(精神保健福祉士)として、東松島市にある避難所を巡回し、心のケアの相談支援を実施、また被災地でのボランティアニーズについてヒアリングを実施。


3) 東日本大震災に関わる地域被害、ボランティアセンター、ボランティアニーズ調査
     担当:島村宣生(職員)

NPOコミュニティ活動支援センターとしては、今後、学生会員が、被災地ボランティア活動と地域ニーズをマッチングさせることが不可欠になる。さらに、義援物資の提供についても、適宜避難所と連絡を取りながら実施することが求められる。この情報収集のために、4月21日~24日、岩手県久慈市から宮城県石巻市までの15市町村を訪問し、義援物資提供、ボラワークをしながら、社協、ボランティアセンター、地域情報などを収集した。
 

4)募金活動報告(宮原駅、大宮駅):日本文化学科学生
 

                                                                       以上