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聖学院 On-line Information 2011/1/31

1/19人間福祉学科AH「中村磐男先生・牟田隆郎先生から学生たちへのメッセージ」

[聖学院大学(人間福祉学科)] 投稿日時:2011/01/31(月) 16:01

1月19日(水)11:00~12:30聖学院大学7302教室において、人間福祉学科AH「中村磐男先生・牟田隆郎先生から学生たちへのメッセージ」と題して講演会が行われ、今年度で退職されるお二人の先生から、学生たちへのメッセージが語られました。



牟田隆郎先生
 

牟田先生は、ひとりっ子の少年時代から今日に至るまでを体験を通して事例を挙げながら「どうしてそうなるのか」という疑問に直結したこと、恩師から「現実に直面する」ことの大切さを学び、現実を回避するのでなく、乗り越える体験から別の自分を発見する機会になったこと、そのような過程を経て心理学分野を専攻したことなどが語られました。あらためて「人生とは何か」「生きるとは何か」を考える機会になりました。


中村磐男先生

中村先生は映像を使い1950年代に生じた「森永ヒ素ミルク」事件について、国内の社会問題・健康被害に限定するのでなく、グローバルな視点から問題を提供されました。また、企業が「粉ミルク」を開発途上国や貧困な国々に援助している問題を挙げ、まるまる太った健康そうな赤ちゃんの写真を使った広告の裏に潜む真実とは何か、母乳よりも粉ミルクを飲むことで成長すると誤解を生むような報道の在り方、企業の「無償提供の背景を読み解く視点」と「問題を立ち止まって考えてみる」という姿勢を未来の若者に託されました。



講演終了後、学生からお花が贈られました


お話を聞いた学生の感想を紹介します。
 

人間福祉学科Sさん

牟田先生と中村先生、二人の貴重な話を聞けて、とても勉強になった1時間でした。
牟田先生の話では、出産や競争、ケンカの発見をそれぞれの経験を通して先生は学ぶことができ、その一つ一つの体験はどれも先生にとって大事なものであったことがすごく伝わってきました。自分の考え方、捉え方をしっかり持ち、正しい、正しくないではなく、直面して何事にもぶつかっていくことが大切なメッセージでした。
中村先生の話では、「粉ミルク」について前から色々と考えてきたことを私たちに教えてくれました。未だに解決されていない粉ミルク問題の中には、色々な経歴が詰まっていて、すごく勉強になりました。短い時間だったけれど、沢山学ぶことができました。ありがとうございました。
 

人間福祉学科Nさん

中村先生、牟田先生のお話を聞いて、人は目に見える所だけが真実じゃない、もっと自分の考え方捉え方を築いていけたらいいなと思いました。また、周りに惑わされず、多くの情報を得て、誤った判断をしないよう気をつけたいと思いました。
送るということは、次のステップへ行くことだと牛津先生が言っていました。次のステップへ行っても、中村先生らしく、牟田先生らしく気負わずにいてください。
とてもためになるお話、ありがとうございました。

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