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聖学院 On-line Information

【報告】韓国・長老会神学大学校からの学生訪問(2013/6/22-27) [聖学院大学]

投稿日時:2013/09/03(火) 14:17

  聖学院大学は2008年、韓国の長老会神学大学校との交流協定を締結した。それ以来、教員相互における研究交流は行われてきたが、このたび念願の学生交流が実現のはこびとなった。プログラムの企画・運営は、国際部とキリスト教事業部(国際協力課・ボランティア支援課・キリスト教教育課)を中心に行われた。


到着日のオリエンテーション(於:東京池袋教会)

 2013年6月22日(土)~27日(木)、長老会神学大学校のキリスト教教育学専攻の学部生8名と引率の洛雲海教授が来日、聖学院大学を訪問した。期間中、訪問学生たちは四つの講義「日本社会とキリスト教」「日本の思想(キリスト教)」「日本のポップカルチャー」「地域社会論」に出席した。前二つの授業は訪問学生たちの専門分野でもあるキリスト教に関する内容で、150年前に伝えられたプロテスタント・キリスト教が、日本でどのような歴史を辿ったかを学んだ。

また「日本のポップカルチャー」では、今や韓国の若者も親しんでいる日本発のアニメーション作品の背後に、どのような思想文化が存するのかを学んだ。「地域社会論」の当日の授業では、本学卒業生の蛭間君の講演を聞き、東日本大震災ボランティア活動の体験談を通して、3.11以降の日本社会とくに被災地域と被災者にも心を寄せるひとときともなった。


日本の思想(キリスト教) 受講の様子               日本の思想(キリスト教) 村松先生と


 授業参加以外にも、国際部主催の昼食会、東日本大震災支援学生ボランティアの報告会、キリスト教関連クラブ学生との交流会などで本学学生との交流も様々になされた。また姜尚中全学教授と訪問学生との懇談の時間も設定され、姜先生が、在日韓国人として、キリスト者として、二重のマイノリティーに生きる歩みを語ってくださったことには、一人ひとりが深い思想的課題を見出すこととなった。


 国際部主催昼食会


 期間中6月25日(火)の全学礼拝は、訪問学生が奉仕を担当し、一生懸命準備し覚えてきた日本語で語り、歌ってくださる姿は感動的でさえあった。その他にも駒込キャンパスでの女子聖学院中高礼拝への参加や、日曜日の日本基督教団所属教会への礼拝出席、青年との交流集会参加などのプログラムもあり、短期間の中にも充実した内容であった。

 来年3月には、聖学院大学学生の長老会神学大学校への訪問が予定されている。




 6月26日に行われた「教会と聖学院との懇談会」
 大学と関係教会が行う懇談会で行われた姜尚中先生の講演「東アジア共同体とキリスト教徒の役割」に留学生も参加。

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