聖学院 On-line Information
「児童訪問ボランティア派遣in 岩手県田野畑村・野田村」第3回報告 [聖学院大学(こども心理学科)]
投稿日時:2012/12/12(水) 12:57
日 時 2012年5月16日(水)~5月19日(土)
訪問先 1.野田村村立野田保育所(17日)
2.田野畑村立若桐保育園(18日)
3.田野畑村立たのはた児童館(18日)
参加者 S.T(欧米文化学科4年)、Y.Y(こども心理学科1年)、鈴木美登利、倉橋紀子、島村宣生(職員) 以上5名
【実施内容~プログラム~(60分)】
【感想】(抜粋)
◇ 「初めての被災地、初めての経験、そこで学んだこと。」
・・・・・S.T(欧米文化学科4年)
この企画に参加することになったのは、前回の児童訪問ボランティアに参加したMさんからの誘いが大きなきっかけになったと思います。
昨年の3月11日以降、大学ではたくさんの復興支援ボランティア企画があったにも関わらず、参加したいという思いがありながらも参加できないでいました。震災から1年が経って、・・・外部の日帰りボランティアに参加しようとも考えたけれど、予算や日程が合わず、動けないまま数か月が過ぎました。
私が事前に準備してきたのは、英語活動ということで1つめに”London Bridge Falling Down.”をアレンジした”Hello, Hello, What’s your name?”、2つめに”Duck, Duck, Goose”という、日本の「ハンカチ落とし」に似た遊び、3つ目に”Ring around the rosy”という、手を繋いで輪になって歌に合わせて歩いたり跳ねたりする遊び。
内容を実際にやってみると分かりにくい点や幼児向けにしては難しいという意見が出てしまい、一気に不安になった。しかし、みんなで意見し合って内容を改善し、活動ができる形になった。・・・自分ひとりで作り上げるのではなく、みんなで作り上げるものなのだと思った。
(野田保育所)
(40人の年中年長の参加があり、予定していたプログラムを一部変更)
活動の中で、予想外のことや失敗・反省点など挙げればいくつもあるけれど、子どもたちを笑顔にできたこと、楽しませることができたということが第一で、その実感があったことが救いだったかもしれない。
(若桐保育園)
(英語の時間)この施設の子どもたちは一対一でふれあう時間がほしいということで、自己紹介インタビューを全員にしてあげた。名前を言って、”Nice to meet you!”といって抱きしめてあげると、子どもたちはとても喜んでくれた。中には腕にしっかりしがみついて離れたくないという子や「ぼくね、ぼくね、なんでもできるんだよ」と話してくれる子がいた。ひとりひとりともっと長く密接にふれあえる時間がほしいと心から思った。
さよならするときに、ハイタッチやハグをしたり、たかいたかいをしてあげた。お兄さん気質の男の子もやっぱり甘えたいような目でこっちを見ていて、やってあげた。
私たちはボランティアをしてあげているのではなく、させてもらっている身なのだと改めて思った。
(たのはた児童館)
落ち着いた雰囲気を感じた。
Yさんの手遊び歌で前に注意を引き付けるという作戦には感心した。
(子どもたちの踊り「さんてつのうた」)しっかりいきいきと踊っていた。踊っている最中に「(こっちみて!)」と言わんばかりに子どもたちの視線が飛んできた。みんな一生懸命で胸がいっぱいになった。
自覚していながらも(館長の)先生から、今回の英語の活動レベルが少し高かったことやアドバイスをいただき、「めげずにまた来てください」と言われたことが嬉しくて、(次、来た時は)先生に「前回より良かったよ」と言われるように頑張りたいと思った。
私は初めて訪れる岩手県という土地で、たくさんのモノを得ることができました。
まず、チームの仲間。たくさん話ができたこと、一緒に活動を作り上げたこと、指摘し合ったことなど全部が勉強になり、いい経験になりました。
次に、経験。被災地のボランティアを経験するのは初めてでした。また、子どもたちを相手に英語活動をした経験がなく、その実践する活動の場を頂けたのだということがとても良い経験になりました。
子どもたちを楽しませたいという思いだけでは成り立たず、人の前に立つには何度も経験を重ねることが大事であると知りました。
最後に、感謝。今回、チームのひとりとして活動に参加させていただいたこと、仲間の助け、施設の先生方の助けがあって自分の活動ができたということ。誰かに支えられて「子どもたちを楽しませる」というプログラムができたこと。
私たちはボランティアをさせてもらっているという自覚を持って、ひとつひとつ丁寧に向き合っていかなければならないのだと思いました。
今回、岩手を訪れて、ごはんがおいしくて、自然が豊かで、街の雰囲気は温かくて、伝統的な行事もあって、旅の名所もたくさんあるという素敵なところを知ることができました。また、被災地で学んだこと、たくさんの経験、子どもたちの笑顔、津波の恐ろしさなどもしることが出来ました。これら全部を心にしまって、復興に向けたお手伝いを今後もさせて頂けたら幸いだと思いました。
◇ 「第3回児童訪問ボランティアに参加して」 ・・・・・Y.Y(こども心理学科1年)
(野田保育所)
ホールは、全員が入るには少し狭いくらいだったが、人間の距離がとても近くになれたので、それがとても楽しい雰囲気をつくることができた一つの要因にもなっていたと思う。
エプロンシアターの導入として「今日のお話にはオオカミさんが出てくるのだけど、どんなお話だと思いますか?」と尋ねると「こわいはなしー」という反応が大きかった。
(若桐保育園)
前回、自分がいたことを覚えていてくれた子もいて、言葉では言い表せないほど嬉しかった。
スキンシップが一番多く、元気いっぱいに体当たりしてくれるこの園の子たちには、もっと無秩序な動きをさせてあげたいと思う。
(たのはた保育園)
今回は人数が約2倍も増えていた。
エプロンシアターをやっている間の子こどもたちの反応は、この園が一番集中力が途切れてしまう子が少なかったように感じる。
全ての園で進行役を務めさせていただいたが、もっとこどもが返答しやすい投げかけを意識するべきだった。
次回は自分も何かプログラムを用意して、ひとつひとつの園にあったやり方をしたいと考えている。もっともっと楽しませるために、自分にできることをもっと増やしたい。
>>「第1回」報告は こちら
>>「第2回」報告は こちら
>>「第4回」報告は こちら
>>「第5回」報告は こちら
>>「第6回」報告は こちら
→こども心理学科ホームページはこちら
訪問先 1.野田村村立野田保育所(17日)
2.田野畑村立若桐保育園(18日)
3.田野畑村立たのはた児童館(18日)
参加者 S.T(欧米文化学科4年)、Y.Y(こども心理学科1年)、鈴木美登利、倉橋紀子、島村宣生(職員) 以上5名
【実施内容~プログラム~(60分)】
- 登場 トレール(呼子を使用)
- 自己紹介
- エプロンシアター「げんき森のおおかみくん」
- 児童英語 「What’s your name」「Ring around the rosy」他 =学生ボランティア
-
サプライズ ヌゥ
ヌゥと握手する子どもたちの様子 ヌゥと子どもたち
【感想】(抜粋)
◇ 「初めての被災地、初めての経験、そこで学んだこと。」
・・・・・S.T(欧米文化学科4年)
この企画に参加することになったのは、前回の児童訪問ボランティアに参加したMさんからの誘いが大きなきっかけになったと思います。
昨年の3月11日以降、大学ではたくさんの復興支援ボランティア企画があったにも関わらず、参加したいという思いがありながらも参加できないでいました。震災から1年が経って、・・・外部の日帰りボランティアに参加しようとも考えたけれど、予算や日程が合わず、動けないまま数か月が過ぎました。
私が事前に準備してきたのは、英語活動ということで1つめに”London Bridge Falling Down.”をアレンジした”Hello, Hello, What’s your name?”、2つめに”Duck, Duck, Goose”という、日本の「ハンカチ落とし」に似た遊び、3つ目に”Ring around the rosy”という、手を繋いで輪になって歌に合わせて歩いたり跳ねたりする遊び。
内容を実際にやってみると分かりにくい点や幼児向けにしては難しいという意見が出てしまい、一気に不安になった。しかし、みんなで意見し合って内容を改善し、活動ができる形になった。・・・自分ひとりで作り上げるのではなく、みんなで作り上げるものなのだと思った。
(野田保育所)
(40人の年中年長の参加があり、予定していたプログラムを一部変更)
活動の中で、予想外のことや失敗・反省点など挙げればいくつもあるけれど、子どもたちを笑顔にできたこと、楽しませることができたということが第一で、その実感があったことが救いだったかもしれない。
(若桐保育園)
(英語の時間)この施設の子どもたちは一対一でふれあう時間がほしいということで、自己紹介インタビューを全員にしてあげた。名前を言って、”Nice to meet you!”といって抱きしめてあげると、子どもたちはとても喜んでくれた。中には腕にしっかりしがみついて離れたくないという子や「ぼくね、ぼくね、なんでもできるんだよ」と話してくれる子がいた。ひとりひとりともっと長く密接にふれあえる時間がほしいと心から思った。
さよならするときに、ハイタッチやハグをしたり、たかいたかいをしてあげた。お兄さん気質の男の子もやっぱり甘えたいような目でこっちを見ていて、やってあげた。
私たちはボランティアをしてあげているのではなく、させてもらっている身なのだと改めて思った。
(たのはた児童館)
落ち着いた雰囲気を感じた。
Yさんの手遊び歌で前に注意を引き付けるという作戦には感心した。
(子どもたちの踊り「さんてつのうた」)しっかりいきいきと踊っていた。踊っている最中に「(こっちみて!)」と言わんばかりに子どもたちの視線が飛んできた。みんな一生懸命で胸がいっぱいになった。
自覚していながらも(館長の)先生から、今回の英語の活動レベルが少し高かったことやアドバイスをいただき、「めげずにまた来てください」と言われたことが嬉しくて、(次、来た時は)先生に「前回より良かったよ」と言われるように頑張りたいと思った。
私は初めて訪れる岩手県という土地で、たくさんのモノを得ることができました。
まず、チームの仲間。たくさん話ができたこと、一緒に活動を作り上げたこと、指摘し合ったことなど全部が勉強になり、いい経験になりました。
次に、経験。被災地のボランティアを経験するのは初めてでした。また、子どもたちを相手に英語活動をした経験がなく、その実践する活動の場を頂けたのだということがとても良い経験になりました。
子どもたちを楽しませたいという思いだけでは成り立たず、人の前に立つには何度も経験を重ねることが大事であると知りました。
最後に、感謝。今回、チームのひとりとして活動に参加させていただいたこと、仲間の助け、施設の先生方の助けがあって自分の活動ができたということ。誰かに支えられて「子どもたちを楽しませる」というプログラムができたこと。
私たちはボランティアをさせてもらっているという自覚を持って、ひとつひとつ丁寧に向き合っていかなければならないのだと思いました。
今回、岩手を訪れて、ごはんがおいしくて、自然が豊かで、街の雰囲気は温かくて、伝統的な行事もあって、旅の名所もたくさんあるという素敵なところを知ることができました。また、被災地で学んだこと、たくさんの経験、子どもたちの笑顔、津波の恐ろしさなどもしることが出来ました。これら全部を心にしまって、復興に向けたお手伝いを今後もさせて頂けたら幸いだと思いました。
◇ 「第3回児童訪問ボランティアに参加して」 ・・・・・Y.Y(こども心理学科1年)
(野田保育所)
ホールは、全員が入るには少し狭いくらいだったが、人間の距離がとても近くになれたので、それがとても楽しい雰囲気をつくることができた一つの要因にもなっていたと思う。
エプロンシアターの導入として「今日のお話にはオオカミさんが出てくるのだけど、どんなお話だと思いますか?」と尋ねると「こわいはなしー」という反応が大きかった。
(若桐保育園)
前回、自分がいたことを覚えていてくれた子もいて、言葉では言い表せないほど嬉しかった。
スキンシップが一番多く、元気いっぱいに体当たりしてくれるこの園の子たちには、もっと無秩序な動きをさせてあげたいと思う。
(たのはた保育園)
今回は人数が約2倍も増えていた。
エプロンシアターをやっている間の子こどもたちの反応は、この園が一番集中力が途切れてしまう子が少なかったように感じる。
全ての園で進行役を務めさせていただいたが、もっとこどもが返答しやすい投げかけを意識するべきだった。
次回は自分も何かプログラムを用意して、ひとつひとつの園にあったやり方をしたいと考えている。もっともっと楽しませるために、自分にできることをもっと増やしたい。
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