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聖学院 On-line Information

映画「happy」上映会を開催しました [聖学院大学]

投稿日時:2012/10/06(土) 17:16

 
 

 10月6日(土)、巷で話題の映画「happy」の上映会を開催しました。

 会場には約70名の皆さんにご来場いただきました。誠にありがとうございました。

 いろいろと考えさせられる、大変良い映画でした。


 映画の上映の後は、ブータンの首相フェロー2代目の高橋孝郎さんのメッセージが朗読されました。

 

 そして、映画のメインプロデューサーである清水ハン栄治さんが、なんとバリからSkype中継で出演してくれました。

 Skype中継ではご来場の皆様へのメッセージをいただき、さらにご来場者からのいくつかのご質問にもお答えいただきました。

 海外からのSkype中継だったので時々音声が途切れて、聞きづらいところがあったことをお詫びいたします。

 実はうまくつながらなかった場合を想定して、あらかじめメッセージをいただいておりましたので、その文面をこちらでご紹介させていただきます。


 本日はご来場とご鑑賞、ありがとうございました!
 ハッピーな気持ちになれましたか?

 
 日本での上映会で良く皆さんに「清水さん、日本に対して自虐的すぎない?」というお叱りをうけます。
 もちろん、日本人として日本の暗い部分だけさらけ出すつもりは無く、その部分は沖縄の明るい部分と対比させることで一つの国でも色々な幸福の側面があるんだよ、というメッセージを伝えるという意図はあったのですが、イメージ的に日本に厳しい感があるのは否めないかも知れません。
 
 でも、皆さんにお考えいただきたいのは、沖縄という地名は別として、皆さんの住む東京や大阪などの大都市でも確実に「沖縄的な」幸福は存在している(していた!)。 でも、高度経済成長で物質的な発展を追求しすぎるあまり、その「沖縄的な」コミュニティや家族を重要視する日本の美しい美徳が、疎かにされてきてしまったのでは無いかと思うんです。 逆に沖縄にだって「東京的に」働き尽くめで、ココロに余裕を無くしている人はいると思います。 日本は幸福感を軸に、生き方を再点検するタイミングにあるのではないでしょうか?
 
 この映画を通じて、映画をご覧いただいた皆さんの間で色々な議論が展開されれば良いと思います。 意見に「正しい」、「正しくない」はないと思います。 それよりもポジティブな姿勢で意見を交換していくことが、今の日本に必要なのではと感じています。
 
 本日はありがとうございました!  (清水ハン栄治)



※ちなみに写真は、上映会にご協力いただいた 上尾に「まちの映画館」をつくる会 佐藤さんのごあいさつの写真です。

 

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