聖学院大学 創立20周年記念
2008/10/29講演会報告「アメリカ民主主義の行方」 [創立記念行事紹介]
投稿日時:2008/10/29(水) 18:41
本日10月29日から3日間続けて、創立記念イベントが行われます。
10月29日は、有賀貞氏の講演「アメリカ民主主義の行方」が行われました。
今回は、いよいよ来月となったアメリカ大統領選挙を控え、アメリカ研究者として第一人者の有賀貞氏が、講演者。
有賀貞氏は、本学大学院アメリカ・ヨーロッパ文化学研究科の教授でもあります。
1930年代以降のアメリカの政治政策を踏まえたうえで、選挙候補者の、民主党のオバマ氏・共和党のマケイン氏について、それぞれのプロフィールを解説されました。
講演の後半では、チャペルの大スクリーンに、オバマ氏、マケイン氏の演説ビデオを投影、その概要を述べられ、オバマが大統領に当選する意味として以下を挙げられました。
・これは人種等差別等の偏見の消滅を意味しない。
・しかし、アメリカが偏見の壁を乗り越え、新しいアメリカを打ち立てることとなる。
・ポスト・エスニック・アメリカン世代の登場となる。
・新しいインターネット・コミュニティが形成された。
理想主義、未来志向でありながら、現実を直視する政策を打ち立てる、オバマ氏の当選に期待を寄せられました。
出席した学生は約500名、教員・外部者は30名。