聖学院 On-line Information
2/1 児童学科特任講師深澤悠紀雄先生最終講義「いい先生になるために」 [聖学院大学]
投稿日時:2012/02/01(水) 16:04
2月1日(水)、聖学院大学教授会室にて、児童学科特任講師社会科教育の深澤悠紀雄先生の「いい先生になるために」と題した最終講義が行われました。
深澤先生は、かつて中学校の社会科の先生として講壇に立っておられました。
聖学院大学では、児童学科の小学校教諭免許取得の設立を担った中心の先生です。
深澤先生 講義の様子
最終講義は、深澤先生の教員時代の話からはじまり、これから小学校教員を目指す学生に対し、志や“どうしても伝えたいこと”をお話下さいました。
「教師として勉強を教えることができるのは、当然のことである。」
いい先生とは、単に勉学を教えることができることではなく、教え子の魂を目覚めさせられるかどうか。
深澤先生は、教師が教え子に与える影響の強さを熱心に語ってくださいました。
なかでも、特に小学校の先生の責任は大きいとお話されました。
小学校の先生は一日中、大人ひとりで子どもたちを相手にする。小学生は自分の両親よりも先生といる時間が長いため、先生のいうことはよく聞くようになる。先生を見て育つのである。そのため、小学校の先生は、教え子たちの今後を担っていると言っても過言ではない。いい子どもも、子どもの悪い部分も先生から産まれる。
最後に先生は、すぐにはすばらしい先生にはなれない。いい教師になるためには、学生のうちに様々な体験をし、日々の読書で知識を養ってほしい。読書は心の食べ物だから。
これから、どんな教員になりたいのか、どんな教え子を育てたいのか。学生のうちにできることは何かを真剣に考えてほしい。と優しく語りかけてくださいました。
この講義には、学生と児童学科の教員の約30人が集まりました。
講義の終わりには、松本祐子先生が代表し、花束を贈呈して講義を終えました。
深澤先生 講義終了後の様子
*児童学科3年生の3人の感想です。
この講義を通して、長年にわたり教職を勤めあげられた深澤先生が、やりがいと喜びをもって職責の遂行に当たられてきたことが伝わってきました。なかでも、「子どもたちが成長した姿を思うと楽しみである」とおっしゃられていたことに、共感を覚えました。
先生は森信三の言葉「魂に火をつけることが教育である」を引用し、「教師は人格を教え導く、聖職である」と語られました。わたしたちも聖職に就くという覚悟で深く物事を学び、ご指導いただいたことを生かして教師を目指していきたいと思います。
H.T.さん、 K.S.さん、 R.A.さん
児童学科のHPは こちら
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