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聖学院 On-line Information

12/7精神障がい者福祉施設「ブローニュの森」経験者・スタッフによる講演 [聖学院大学(人間福祉学科)]

投稿日時:2010/12/08(水) 15:41

12月7日(火)、聖学院大学4号館にて精神障がい者福祉施設「ブローニュの森」経験者・スタッフによる講演が行われ、人間福祉学科の学生たちが耳を傾けました。
 


    「ブローニュの森」講演会の様子


社会福祉法人「ブローニュの森」は栃木県佐野市にある、当事者主体の事業所です。
多機能型事業所(自立訓練・自立訓練宿泊型・就労継続支援・就労移行支援)や共同生活支援(グループホーム)、居宅介護事業、地域活動支援センターなどがあり、障害者の生活支援を行っています。

講演会には施設長の海発氏、職員(PSW)奈良部清香さん(卒業生)、経験者(利用者)の方をお招きして、「ブローニュの森」での活動や実習を通して感じたことについて語っていただきました。
 

  
「ブローニュの森」職員の卒業生奈良部清香さん          経験者のお二人


施設長の海発氏は、法人理念「共・繫・生」について、共感し地域や家族などとの繋がりをもち、生み出す努力を続けていきたいと話されました。


卒業生で現在職員の奈良部さんは、聖学院大学入学前は臨床心理士を目指していましたが、入学後PSW(精神保健福祉士)の存在を知り、臨床心理士より生活の場で一緒に楽しんだり苦しんだりできるPSWになろうと思った、ときっかけを話しました。


また、経験者の方からは「病気は悪いことではありません。自分の弱いところではあるが欠点でもありません。頭痛もちの人が頭痛薬を持ち歩き、痛くならないように注意する、それと同じです。」という話や、「最初は自身も精神障がいに偏見をもっていたが、作業所で心をひらける仲間ができ、いろいろな経験をして社会性も育った。」という話をいただきました。


「ブローニュの森」に実習にいった在学生は、「とにかく楽しかった。偏見をもたず、いろんな日常会話をしてほしい。」というメッセージを送りました。


講演を聞いた学生たちは、当初抱いていた作業所に対するイメージが変わり、経験者の方の障がいに関する価値観に感銘を受けた様子でした。


人間福祉学科のホームページは コチラ から

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