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聖学院 On-line Information

2009/12/11 「自殺予防と自死遺族支援の現状と課題」報告 [聖学院大学大学院イベント報告]

投稿日時:2009/12/21(月) 14:23

12月11日(金)、東京都中央区で国立精神神経センターと聖学院大学が協力して「自殺予防と自死遺族支援の現状と課題」と題したシンポジウムが開催されました。

参加者と講演者による講演の様子

 

このシンポジウムでは自殺により肉親を失った遺族や精神科医などが参加し、討論者によるディスカッションや自殺に対する政治的取り組みについて語られました。
また、息子を自殺で失った女性は「遺族の心のケアも大切だが、法的な相談の態勢ももっと充実してほしい。奨学金申請や債務整理など法的な相談の窓口が見つからない。」という遺族からの提言をしました。あるケースでは、借りている家の中で自殺し、不動産業者などから不当な損害賠償を求められたこともあり、そういった場合の相談窓口が現状で無いことなどが上げられました

シンポジウムでは、こういった問題に対して国に法的な整理を呼びかけていくことが大切だと締めくくられました。

なお、このシンポジウムの模様は翌日12月12日にNHKニュースで取り上げられました。

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