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聖学院プレスリリース

「大学教育・学生支援推進事業」(大学教育推進プログラム)【テーマA】に採択 [プレスリリース]

投稿日時:2009/09/10(木) 17:50

平成21年度文部科学省「大学教育・学生支援推進事業」

(大学教育推進プログラム)【テーマA】に、

聖学院大学欧米文化学科『生きるための人文学へ向けた学びの基礎力』が

採択されました


⇒印刷用(PDFダウンロード)

 

聖学院大学欧米文化学科の『生きるための人文学へ向けた学びの基礎力』が、平成21年度文部科学省「大学教育・学生支援推進事業」(大学教育推進プログラム)に選定されました。

 

【関連リンク】 文部科学省HP:平成21年度「大学教育・学生支援推進事業【テーマA】大学教育推進プログラム」の選定状況について

 

■背景と概要   大学での学びは読む力・考える力・調べる力・書く力の訓練から
◆背景  欧米文化学科の教育的使命は、急速に変貌しつつあるグローバル化の時代において活躍できる国際人の育成にある。ここでいう国際人とは、身の回りの事象であっても、その背後にある世界規模の因果関係の中でそれを考えることができる視野と思考力を持った人材のことである。さらに、現代を特徴づけるのはメディア情報の氾濫であり、それを処理する高い能力を持っていることも要求される。本学科は、旧来の知識習得偏重型・教養偏重型の人文学ではなく、そうした時代を生きるために必要な「能力」を育成する人文学の教育を目指している。そのような人文学の専門教育の効果を最大化し、体系的な教育課程を構築するためには、それに必要な基礎力を初年次段階に育成する総合的な初年次教育プログラムの開発が必要である。
◆概要 
①学びの基礎力の育成 オリジナルテキストを用い、初年次において「読む力」「考える力」「調べる力」「書く力」という、学びに必要な4つの基礎能力の徹底した訓練をおこなう。とりわけ、学生の全体的な学力低下の背景にあるのは「読む力」の低下であり、それが、専門教育を十分に消化できない一因になっている。そのため、文章や統計・画像資料を正しく理解する能力、それを批判的に読解する能力の育成に最も重点を置く。そこから段階的に、自分で考える力、自分で課題を発見して調べる力、最終的に課題をまとめて書く力を育成していく。
読む力育成の工夫1 既存の施設を活用してリーディング・ラボを設置し、読み方の個別指導を行うとともに、教室外学習の習慣化を目指す。また、ラボを初年次教育のターミナルとすることで、情報の集約や教員個人の負担減を図る。
読む力育成の工夫2 読む文章は物語ではなく、論理的思考力を養う評論・論説を主とし、また統計資料やメディア資料など、近年そのリテラシー教育が重視されているものを対象に含めることで、批判的読解の姿勢を広く学んでいく。
②徹底した少人数教育 それらの力の育成のための科目は、3セメスターの必修科目とし、全学生を少人数クラスに分けてゼミ形式でおこなう。本学は以前より少人数教育を重視したカリキュラムやアドバイザーグループ制度を導入しており、それらを活用することで実践は容易である。
③web型ポートフォリオの導入 教員が学生の課題達成度を細かく確認・評価し、また、学生が自分の成長を確認し、新しい課題を自分で発見できるようにするため、教員学生の双方が閲覧・書き込みできるweb型ポートフォリオシステムを開発する。これは、教室外での指導の充実にもつながるだろう。

 

■取組の達成目標
 専門教育を受けることができる学びの基礎力を全学生が身につけることが目標であるが、その目標を可視化するため、全学生が日本語文章能力検定を受検し、70%以上の学生が準2級以上に合格することを目指す。また、新聞、新書、概説書、web資料など多様な文章について課題を指定し、教室外での文章読解時間を一日1時間増やすことを目指す。

 

■取組の自己点検
  GPA制度による定量的評価に加え、数回のマーク式小テストの統計調査、上記の日本語文章能力検定の結果によるフィードバック、ポートフォリオの成長評価による自己点検をおこなう。また、学内の点検評価委員会によって、初年次教育授業が適正であるかを精査し、問題改善のため学科教員FD研修を実施する。

 

●聖学院大学(学長:阿久戸光晴 住所:埼玉県上尾市戸崎1-1)
1988年設立。大学は3学部6学科(政治経済/コミュニティ政策/欧米文化/日本文化/児童/人間福祉)のほか、大学院、総合研究所を有する。

 

取材のお申し込み、お問い合わせは下記へお願いします。
聖学院広報センター 担当:山下、栗原
電話(ダイヤルイン) 048-780-1707   FAX   048-725-6891
e-mail   pr@seig.ac.jp  ホームページ  http://www.seigakuin.jp/