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聖学院 On-line Information

6/3政治経済学科講演「国際人権とは何か」(報告) [聖学院大学(政治経済学科)]

投稿日時:2009/06/17(水) 17:37

6月3日(水)、大学チャペルにおいて「政治経済学科―春の講演会2009」が行われ、外部の方も含めて200名が集いました。

今回は、「国際人権とは何か―日本における難民認定と出入国管理の現状から考える―」というテーマで、昨年9月に日本に着任された国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日代表、ヨハン・セレス氏の講演でした。


「難民とは何か、難民を助けるとは何か」といったことを中心に、国際的な視点からではなく日本の視点から話が進められました。

 

「UNHCR」の定義と役割、また「難民」、「国内避難民」、「無国籍者」、「移民」の違い、さらに、スーダンでの日本のNGO活動のことや「ダルフール紛争」を例に、具体的な援助の方法と今後の問題などの説明を聞きました。


「日本は『難民対策』に対して閉ざされている。冷たいと海外から見られているが、実はそうではないことを感じた。」とセレス氏は語りました。しかし一方で、日本での「難民認定手続き」には2年間という長い月日がかかっており、もう少し迅速に行う事が必要である、ということも述べられました。


この講演の後、食堂で学生と一緒にランチをとりながら、学生からの質疑応答も持たれました。

(写真左上:講演で、聴衆からの質問に答えるセレス氏。

横は、通訳の小松崎利明氏[本学非常勤講師]。

 

写真右上:ランチ後、質問をする学生たち。

写真下:セレス氏を囲んで記念撮影。)

 

 

 

「国際人権とは何か」案内

政治経済学科HP

 

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