大きくする 標準 小さくする
  • トップ
  • ブログトップ
  • 講演会報告「平和のために─いま音楽にできること」(ピーター・バラカン氏)
このエントリーをはてなブックマークに追加

聖学院大学 創立20周年記念

講演会報告「平和のために─いま音楽にできること」(ピーター・バラカン氏) [創立記念行事紹介]

投稿日時:2008/11/12(水) 17:27

今回は人文学部・欧米文化学科主催の講演会。


11月12日(水)アセンブリアワーの時間に、ブロードキャスターとして幅広い分野で活動されているピーター・バラカン氏に「平和のために─いま音楽にできること」と題してご講演いただきました。
本学チャペルを会場に、学生や教員のほか一般(近隣)の方も参加され、入場者数は約200名でした。

 

■講演案内はコチラ


講演会では、「平和」をテーマにバラカン氏が選曲された音楽を聴きながら、歌詞に込められた意味やメッセージを、時代背景や社会現象なども含め解説されました。

 

■選曲リストはコチラ


特にアメリカ公民権運動の時代に作られたサム・クックの楽曲「A Change Is Gonna Come」で歌われた“変革は時間がかかるがきっと訪れる”という当時の黒人たちの希望が、アメリカ大統領選に勝利したオバマ氏のシカゴでの勝利宣言「米国に変革の時が到来した」の言葉につながっているという話は、非常に興味深いものでした。

 

最後に、バラカン氏はこのように語られました。
「音楽は、直接的に平和をもたらすことはできない。しかし、音楽は一人ひとりの心を変えることができる。
例えばこうした平和へのメッセージが込められた音楽を耳にすることによって、人の価値観や気持ちが変えられるのです。
一人ひとりのそうした“心”が集まると、社会そして世界が変わり始める。理想論と言われるかもしれないが、この理想を捨てたくないと思っています。
若い世代の人たちは、あまり洋楽を聞かないと思いますが、今日紹介した音楽を心にとめていただき、一人ひとりの気持ちが平和につながることを願います。」


▼音楽を流しながら、スクリーンで歌詞を写し解説

 

▼講演後の質疑応答の様子