大きくする 標準 小さくする
  • トップ
  • ブログトップ
  • 冊子「子どもの心にそっと寄り添うー被災地の子どものケア」第1版 読者の声 その2
このエントリーをはてなブックマークに追加

聖学院 On-line Information

冊子「子どもの心にそっと寄り添うー被災地の子どものケア」第1版 読者の声 その2 [聖学院大学(こども心理学科)]

投稿日時:2013/02/27(水) 14:04

 冊子「子どもの心にそっと寄り添う」第2版を制作するにあたり、読者より「子どもの心のケアに関わった方の感想や意見が共有できればよいと思う」というコメントをいただきました。
これをきっかけに、皆様から頂いたアンケートより、冊子第1版の感想、心のケアに携わった方々のエピソードを、第2版で紹介しています。
掲載希望内容について、今回対応できなかったものもありますが、今後の冊子制作の参考にさせていただきます。

このブログでは、冊子に掲載されたもの、及び掲載しきれなかったものを紹介していきます。(順不同)
(2013.2.27)


 ●栃木県日光市
 何回かボランティアチームにかかわる機会がありましたが、学校がはじまり、なかなか子ども達と接する機会が無くなってしまい、残念です。長期的にそばにいて学習支援する人が必要という現場からの声を聞きました。むしろ現在のことを教えていただいきたいです。

 お兄さんお姉さんが学校へ行き、遊び相手のいない女の子にさそわれ、無心になってあそぶ中で、最初はボランティアを警戒していたお母さんの心がとけて、いろいろな心の不安などを自然に話してくださいました。お子さんが大切にされることが、親御さんの心にも寄り添うことになるのかなあと思ったことでした。
 
●沖縄県宜野湾市/ECC jr.真志喜教室
 不安、怒り、恐怖…マイナスな心情を抱えた時の子供がとる典型的な態度、目つき、行動をできれば解説付きで教えて欲しい。小さな見逃しがちな事を含めて心の声に応えられるようにしたいと思うので、お願いします。
 
●宮城県仙台市
 言葉にならないほどの恐怖を経験してしまったお子様がたくさんいて、日々胸の痛くなる思いです。安易な励ましは辛さを重ねさせるばかりです。私は自分が経験した喪失の苦しみの中で、生きて良いんだ、生きても、と思えるようになるまでの自分の思いをもとに、同じ苦しみを抱える人とつながりました。みなが同じという訳ではないのですが、普通に暮らす人とは話せないことも心がとけていく思いはあるのです。きっとお子様たちの中に、同年代でなくともそんな大人は必要だと思います。離れてしまい、この世とあの世の違いはあっても、会えないもどかしさは、亡くなった人も同じ、と私は話しています。



>> 冊子「子どもの心にそっと寄り添うー被災地の子どものケア」第1版 読者の声 その1


>>冊子「子どもの心にそっと寄り添うー被災地の子どものケア」第1版 読者の声 その3

>>冊子「子どもの心にそっと寄り添うー被災地の子どものケア」第1版 読者の声 その4   (2013.3.8更新)

>>冊子「子どもの心にそっと寄り添うー被災地の子どものケア」第1版 読者の声 その5   (2013.3.8更新)



>>「子どもの心にそっと寄り添うー被災地の子どものケア」第2版 参考図書


>>冊子「子どもの心にそっと寄り添う―被災地の子どものケア 第2版―」については こちら

>>こども心理学科HPは こちら

アーカイブ