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聖学院 On-line Information

1/11日本文化学科AH講演会「戦艦大和の上で展開された討論から」報告

投稿日時:2012/01/12(木) 16:40


1月11日(水)、日本文化学科AH講演会「戦艦大和の上で展開された討論から」と題した講演会が行われました。

講演者には日本文化学科の熊谷芳郎先生をお招きし、戦艦大和の背景や福沢諭吉による「演説」の試み、自由民権運動における討論会について語っていただきました。







熊谷先生は吉田満『戦艦大和の最期』を読んだことをきっかけにこの研究を始められました。
艦上で軍人たちが自らの死の意味について討論が展開されていたことに対してとても驚かれたそうです。福沢諭吉が日本語による演説の方法を確立し、後に自由民権運動団体の討論会や中学校で校友会の行事として討論会が行われるようになったという説明がありました。


討論・討論会の意義とは、単に言葉のやり取りによる勝ち負けに止まるものではなく、思考を深化させたものであり、意見の対立を恐れずに話し合うことを定着させていくことにより、民主主義社会が実現すると語っていました。


講演終了後には学生が熊谷先生の周りを囲み、質疑応答が行われていました。

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